ビジネスに役立つiPhoneアプリ
移動ルートと滞在時間を自動的に記録する「Moves」
(2015/2/18 06:00)
アプリ名 | Moves(Ver.2.6.5) | |
こんなときに | 1日の行動を手軽に振り返りたい | |
価格 | 無料 | |
販売 | ProtoGeo Oy (C)2015 ProtoGeo Oy | |
URL | https://itunes.apple.com/jp/app/moves/id509204969?mt=8 |
バックグラウンドで1日の行動を記録し視覚化
自分がどのような1日を過ごしたか、またどこに訪問したかを振り返りたいときは、ライフログアプリが便利だ。特に起きてから寝るまでの間、常にiPhoneがポケットの中にあるという方なら、活動量計がなくてもiPhoneが活動量だけでなくルートまで記録してくれる。中でも簡単で使いやすいのが「Moves」である。
「Moves」の大きな特長は、行動を起こす前にボタンを押す必要はなく、ただポケットやバッグに入れておくだけで、シンプルかつ詳細に記録を残してくれる点。位置情報や移動スピードから、どこからどこまでどういう手段で移動したかだけでなく、所要時間やどこにどれくらい滞在したかまでわかるから面白い。日や週単位での活動週計も行われるため、シンプルな活動量計としても利用できる。
見た目がとてもシンプルでわかりやすいところも魅力だ。アプリの画面を表示すると、徒歩や走行、自転車といった活動別のサマリーとタイムラインを表示する。それぞれのサマリーをタップすると歩数、移動距離、消費カロリーなどがわかる。タイムラインでは1日の活動が時間ごとに見られるだけでなく、地図でその日1日の移動ルートや訪問先が一目瞭然に。歩行は薄い緑、交通機関は薄いグレーと見にくさはあるものの、かなり正確だ。
これらタイムライン上に記録された場所や行動は手軽に編集できる。たとえば位置の場合、タップすると地図が表示され、場所の名前や滞在時間とともにペンのアイコンが表示される。「不明な場所」とされている場合は、ペンのアイコンから付近のスポットを選択できるようになる。自宅の場合は「ホーム」としておくことで、次回から自動的に設定されるようになる。
行動の場合、徒歩、ランニング、サイクリング、交通機関の利用などは、アプリ側で自動的に認識し、記録される。中にはランニングのつもりが徒歩と認識されるケースもあるため、気が付いたら場所同様に選択し、修正しておくといいだろう。
自動的に認識はされないが、あとから選択できる行動の種類として、カヤック、クロスカントリースキー、ゴルフ、スケート、スケートボーディング、スノーシューイング、スノーボーディング、ダウンヒルスキー、パドリング、ペイントボール、ローイング、ローラースキー、ローラースケート、ローラーブレード、乗馬、車椅子、エスカレーター、ケーブルカー、スクーター、セーリング、バス、フェリー、ボート、モーターバイク、地下、路面電車、車、電車、飛行機が登録されている。必要に応じて指定しておこう。
アカウントを作成しておくとサーバーにデータを保存でき、あとからパソコンなどでログをダウンロードすることもできる。また、設定から生年月日や身長、体重などを指定しておくと、活動量データの精度が高まるようだ。
バックグラウンドで動作するため、一頃はかなりバッテリーを消費するイメージがあったが、最近はだいぶ控えめになっている印象だ。1日の活動ログを残してみたいという方はいかがだろうか。