ビジネスに役立つiPhoneアプリ
書類の保存やテキスト化が手軽にできる「Office Lens」
(2015/4/8 06:00)
アプリ名 | Office Lens(Ver.1.0) | |
こんなときに | 書類やホワイトボードをすばやくデータ化したい | |
価格 | 無料 | |
販売 | Microsoft Corporation (C) 2015 Microsoft Corporation. All rights reserved. | |
URL | https://itunes.apple.com/jp/app/office-lens/id975925059?mt=8 |
OCR機能付きのシンプルなスキャナアプリ
スキャナアプリといえば、iPhoneでも人気のカテゴリーだ。今お使いのアプリの書類の読み取りスピードに不満があったり、OCR機能が欲しいと思うなら、Microsoftから登場した「Office Lens」をお試しいただきたい。
「Office Lens」は、ホワイトボード、書類、メモ、ノート、レシート、名刺、写真などを自動補正ののち保存できるアプリ。保存形式はPDFやメール、写真ライブラリが選べるほか、OneNote、Word、PowerPointファイルとしてOneDriveに保存することも可能となっている。
読み取り時にOCR機能が働き、テキストの検索や抽出が可能になるところが大きな特徴。このため、書類をデータ化して保存する、取り込んだデータを使ってすぐに資料作成する、会議で書かれたホワイトボードをきれいに残すといった使い方だけでなく、紙の書類からのテキスト抽出や、単語を調べながら英文を読むといった使い方もできるようになっている。手書きも、基本的にはテキスト化されるが、精度は状態によるようだ。
検出精度の高さも魅力。アプリを起動して対象にレンズを向けるだけで自動的に検出するので、あとは撮影用のボタンをタップするだけだ。自動的にトリミングやモードに応じた補正がかかる。画像のインポートも可能なので、とりあえず撮影しておけば、あとからデータ化することもできる。
ただし、現在保存できるのは1カット単位で、複数の書類を読み取って1つにまとめることはできないようだ。また、手動のトリミングは可能だが、画像の回転やマニュアル補正機能は用意されていない。とはいえ、今後の進化がかなり期待できそうなアプリといえるだろう。Office文書を頻繁に扱う方なら、持っていて損はないはずだ。あらかじめWord、PowerPoint、OneNoteのアプリもインストールしておけば、スムーズに作業できるに違いない。