エリアを自由に選んで白地図が作成できる「白地図 MapMap」


こんなところが便利!

 欲しいエリアの白地図を素早く作成できる。白地図はアプリケーションに貼り付けて利用できるだけでなく、PNG、JPEG、BMPファイルとしても保存できる。


■白地図 MapMap
  著作権:鎌田輝男 氏
  動作OS:Windows XP/2000/NT/Me/98/95
  http://www5b.biglobe.ne.jp/~t-kamada/



真っ白な日本地図画像が欲しい! という方へ

 サービスエリアや営業担当者別エリアなどの資料作成や、あるいはプレゼン用にエリア別のマーケティンググラフを地域別に見せたい時など、ビジネスで地図データがほしい場面は意外に多い。とくに、プレゼン資料作成においては、アピールしたいデータに絞って掲載するために、不要な地点情報のない、白地図をベースにする方が効果的な資料が作成できる。そんなときに利用したいのが、今回ご紹介する「白地図 MapMap」である。

起動時の「白地図 MapMap」。国土地理院の承認を受けている(平13総複 第367号)

 「白地図 MapMap」は、日本地図全体から任意の範囲に至るまで、最大3000×3000ピクセルの真っ白な日本地図画像が作成できるツールだ。

 画面左上の矢印で東西南北の移動や拡大縮小ができるので、必要なエリアに移動したら、[範囲指定]ボタンをクリックしてマウスで欲しい領域を範囲選択するだけだ。素材集などに頼らなくても、自分の欲しいエリアの白地図が、素早く簡単に作成できる点がありがたい。

 指定した都道府県をハイライト表示できるため、県単位のエリア表示に非常に役立つ。湖沼、小島、四島のみといった表示の選択が可能で、水面、海岸線、陸地、都道府県境は任意の色に変えられ、経緯度線や尺度の追加も可能だ。地図上にはある地点を中心とした距離円を挿入できるほか、同心円も描画できるなど気が利いている。

 作成した地図は、[コピー]ボタンを押すことで他のアプリケーションにコピー&ペーストできるだけでなく、PNG、JPEG、BMPファイルとしても保存できる。形式はツールバーの[ファイル]→[地図画像保存形式]で簡単に切り替え可能だ。

水面を白く変更し、都道府県界を点線で表示させた状態都道府県別に着色できる
矢印ボタンで移動や拡大縮小ができるほか、範囲指定で一気にエリアを切り取れるエリアを切り抜いた例
経緯度線の表示例100km単位の同心円を描いた例

関連情報

2010/3/3 06:00


すずまり
大学卒業後、システム開発会社→ISPの営業企画→フリーのWebデザイナー→フリーのライター、とどんどん脱線。オンラインサービスからソフトウェア、ハードウェアまでIT関連のレビューを中心に活動中。趣味は写真。キックボクシングのリングサイド撮影が講じて、現在は目黒の某ジムの練習生に。現在の目標はミドルキックの上達とくびれの復活。