ドラッグ&ドロップで簡単に画像を縮小!「写豆ちゃん」


こんなところが便利!

 画像をドラッグ&ドロップするだけの超シンプル操作で、1024×768、800×600、640×480、任意のサイズのいずれかに縮小できる。BMPファイルのJPEG変換にも対応する。


■写豆ちゃん
  作者:西田 清道氏
  動作OS:Windows Vista/XP/2000
  http://hp.vector.co.jp/authors/VA007851/



ドラッグ&ドロップだけの超シンプル操作

 一般に画像編集ソフトというものは、慣れれば非常に便利だが、どこを触ったら何ができるかを把握するまでが大変というものが多い。「○○したいだけなのにどうしていいかわからない」という経験は誰にでもあることだろう。

 たとえば画像のサイズ変更などは、高機能な製品になるほど操作ステップが増える傾向がある。さまざまな画像編集機能を持つ分、操作の選択肢は必然的に多くなる。「ちょっとサイズを変えたいだけなのに」という場合には、高機能ソフトよりもシンプルな無料ツールの方が使い勝手がよいということが多い。そこで今回は、非常に直感的なシンプル操作で、画像を縮小できる「写豆ちゃん」をご紹介する。

「写豆ちゃん」の画面。機能は画像の縮小と、BMPのJPEG変換のみというシンプルさ

 デジカメの高画質化にともない、デジカメで撮影した写真画像のサイズも巨大化しつつある。まとめて圧縮してメールで送ろうとしたら、添付ファイルのサイズ制限にひっかかって送れなかったり、ブログでも同様にサイズ制限から掲載できなかったり、あるいは送信まではできても自動的に縮小サイズに変換されたりということもある。ブロードバンド時代とはいえ、やはり用途に合わせたサイズ変更が必要になるというわけだ。

 「写豆ちゃん」は起動するとパネルが並んでいるだけの非常にコンパクトでシンプルなアプリだ。並んでいるパネルは、1024×768、800×600、640×480と、任意のサイズが指定できるパネルの4種類。

 任意のパネルの上にJPEGファイルをドラッグ&ドロップすると、そのパネルのサイズ指定に従って、自動的に画像が縮小される仕組みだ。BMPファイルはJPEG化されるので、変換ツールとしても活用できる。また、「Ctrl」キーを押しながら画像をドロップすると、任意の範囲を指定したサイズにトリミングできる。

 縮小後はデスクトップに「写豆 縮小写真」というフォルダが作成され、作成した年月日のフォルダごとに同名のファイル名で保存される。縮小作業が終了すると保存先のフォルダが開くので、確認もしやすい。ただし、同名のファイルを同じ日に縮小すると上書きされるので注意が必要だ。

 JPEGの圧縮率を変える、補正するなどのオプションは用意されていないが、ブログやWebページで使用する用途なら、一般的には十分なクオリティと言えるだろう。これなら編集操作に慣れていない人でも、詳しい指示をせずともすぐに作業できるに違いない。

マウスオーバーでサイズがわかる縮小したいファイルをまとめてドラッグ&ドロップする
完成すると、保存先のフォルダが開く右クリックすると簡単なメニューが現れる
「Ctrl」キーを押しながら画像をドロップすると、トリミングの範囲指定が可能になるトリミングして保存した例

関連情報

2009/7/8 12:16


すずまり
大学卒業後、システム開発会社→ISPの営業企画→フリーのWebデザイナー→フリーのライター、とどんどん脱線。オンラ インサービスからソフトウェア、ハードウェアまでIT関連のレビューを中心に活動中。趣味は写真。キックボクシングのリングサイド撮影が講じて、現在は目 黒の某ジムの練習生に。現在の目標はミドルキックの上達とくびれの復活。