大量の画像をまとめて一括縮小する「リサイズ超簡単!Pro」
●こんなところが便利!
大量の画像ファイルも1クリックで指定サイズに縮小してくれる。ファイル名の一括変換や、Exif情報の継承、HTML出力機能も備えるほか、変換前に処理後の状態を確認できる。ファイル形式はJPEG、BMP、PNG、TIFFをサポートしており、ファイルフォーマットのみの変換も可能だ。
■リサイズ超簡単!Pro 著作権:千葉一夫氏 動作OS:Windows 7/Vista/XP/2000/Me/98SE http://my.reset.jp/triton/ |
●巨大かつ大量の画像を、1クリックで指定サイズに縮小
携帯電話もいまや1220万画素のカメラを搭載する時代だ。デジタルカメラの高性能化・高解像度化にともない、高画質モードで撮影した場合、1枚の写真が10MBを超えるサイズになることも珍しくなくなった。
プリントするには高解像度の方が良いが、Webサイトにアップロードするような場合は、そのままのサイズでというわけにはいかないだろう。レタッチは必要ないが、多数の写真を一括操作で縮小したい。そんなときには今回ご紹介する「リサイズ超簡単!Pro」のように単機能な画像縮小ツールが役立つ。
起動時の「リサイズ超簡単!Pro」。利用するにはMicrosoft .NET Framework 2.0が必要 | リサイズ後の状態を直接確認できる。[Cooy]ボタンはプレビュー中の画像をクリップボードへ転送してくれる |
「リサイズ超簡単!Pro」は、必要な操作、設定がもれなくできるよう、手順が番号付きで案内された画像縮小ツールだ。ツールバーなどは持たず、1画面内ですべてが完了するため、初心者でも扱いやすい。
操作は、【ステップ1】から【ステップ5】までの表示に従って「ファイルを選択→保存先を指定→サイズを指定→補間方法を選択→フォーマット(品質)の指定→[変換開始]ボタンの押下」という流れで行えばよい。保存形式は、JPEG、BMP、PNG、TIFFの4種類をサポートしている。ファイルは、個別またはフォルダ単位で指定でき、異なるフォルダからのドラッグ&ドロップも可能。保存時には名前を一括変換したり、任意の文字列を追加することも可能だ。
サイズは、最大1600×1200、最少80×60までのプリセットされた8種類の定番サイズから選択できるほか、任意の数値指定、縦横どちらかの辺を優先したピクセル指定、パーセント指定が選択できる。縦横サイズが異なる画像が混在する場合は、プリセットされたサイズで縮小すると、縦横比から変更されて間延びしたような画像になることもある。そのような場合は「長辺サイズ優先」などで指定するといいだろう。
JPEGは5%単位で品質を選択できるほか、ファイルサイズも直接指定できる。「元サイズ」を選べば、フォーマットだけ変換することもできるので、大量のBMPファイルをJPEGに変換するなどの場合に便利だ。
[リサイズ処理]画像確認ボタンでは、指定したサイズや品質で書き出すとどうなるかを縮小前に確認できるため、ファイルサイズを気にしながらも、極端に画像を劣化させるといった失敗が防げる点はうれしい。縮小後の画像にも撮影日時などのExif情報が継承される点もありがたい。
●簡単なWebアルバムも作成できる
オプションで「html出力」や「html表示」を選択すると、縮小された画像がHTML化され、縮小完了後にWebブラウザで一覧として見られるようになる。縮小した画像をクリックするとオリジナル画像が表示される仕様のため、簡易Webアルバムの作成が目的ならできるだけ小さめに縮小するといいだろう。
このとき変換元フォルダに[Resize]フォルダを作成すると、オリジナル画像のあるフォルダ毎に、[Resize]フォルダとHTMLファイルの2つが作成されてしまう。必ずデスクトップに[Resize]フォルダを作成するか、任意の保存場所を指定して書き出そう。
異なるフォルダに保存されたオリジナル画像も、「source」フォルダ内に「source_オリジナルファイル名」としてコピーされるため、散らばった画像をまとめ、管理するにも役立つ。
異なるフォルダから集めた画像を「sample」で始まる名称に変更、長辺サイズ優先の160ピクセルに縮小し、HTML出力も行う例 | 変換後の画像。名前が変更され、オリジナルファイルは「source」フォルダにまとめられているのがわかる | 出力されたHTMLファイル。向きや縦横比の異なるファイルも長辺サイズが160ピクセルで縮小されている |
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2010/4/14 06:00
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