ショートカット操作が充実したタブ型メモ帳「両手たぶメモ」
●こんなところが便利!
USBメモリに入れて持ち歩けるタブ型のメモ帳。タブで最大32ページまで開ける。ほとんどの操作がショートカットでできるため、キーボードから手を離したくない人に便利。画面下部の「サブノート・ペイン」には、テキストや動画を表示できるので、見ながらメモを作成できる。タイムスタンプを使ったファイル名の自動生成、「項目リスト」の表示機能、無限アンドゥ、異常終了時のレジューム機能なども備える。
■両手たぶメモ 著作権:淡幻星氏 動作OS:Windows Vista/XP/2000 http://fluorite.halfmoon.jp /fluorite/ |
●キーボードだけで操作したい方に便利なタブ切り替え型メモ帳
世の中には実に多彩なメモ帳やテキストエディタが存在するが、今回ご紹介するのは、キーボードから手を離したくない人向けのメモ帳「両手たぶメモ」である。
初回起動時には、同梱のRead me.txtなどを表示するが、Ctrl+Qで新規ファイルが作成できる |
「両手たぶメモ」は、機能の多くにショートカットキーが割り当てられており、キーボードから手を離さずに操作できるという特徴をもつ。しかもレジストリを使用しないため、USBメモリなどに入れて持ち運び、好きな環境で作業できる。
ファイル表示にはタブを採用しており、最大32ページまで開ける。ショートカットキー操作だけで新規ファイルを作成し、分まで使用したタイムスタンプでファイル名が付与される。従って、メモを作ってから任意の名前をつけて保存するのではなく、最初からファイル名がついた状態でメモがとれるのだ。定期的な自動保存はされないようだが、ファイルを閉じる際に「自動上書き保存」が可能だ。このほか環境設定で「直下のファイルのみ上書き保存」「保存しない」も選択できる。
ユニークな機能としては、プラグインを使った「サブノート・ペイン」が挙げられる。これは選択したテキストを、画面下に開く別ペインに表示しておける機能で、参照しながら本文編集ができ、「サブノート・ペイン」内でAVI動画も再生できる。
検索機能も備えており、選択中のファイルからの検索のほか、全タブを対象とした全文検索や、 同じフォルダ内に保存されている同種ファイルの全文検索もサポートしている。また、Shiftキーを押しながらファイルをドラッグ&ドロップすることで、ファイルのローカルパスを挿入できる点もおもしろい。
プラグインを使って選択したテキストを「サブノート・ペイン」に表示 | 検索機能も充実している |
「サブノート・ペイン」ではAVI動画も再生できる | ファイル入出力に関する設定画面 |
●見出しのリスト表示が可能なテキストエディタとしても
「両手たぶメモ」のさらなる特徴は、画面右側に「項目リスト」として、見出しを一覧表示できる点だ。あらかじめ登録されているルールからの指定に加え、行頭の◆●■といった文字を入力することで、その行を一覧表示できる。各項目を選択すると、該当する箇所にジャンプできるので、編集に便利だ。ただし項目のツリー表示には対応していないようだ。
終了時に開いていたファイルを記憶し、次回起動時に自動で読み込んでくれるほか、万が一異常終了時しても、ファイルを復旧する「レジューム機能」も備えているので安心。行間や文字間調整はできないが、文字コード指定、行番号表示、標準で文字数カウント機能や、無限アンドゥも搭載されているので、見出し機能が利用可能なテキストエディタとしても活用できるだろう。
「表示/編集」では、自動生成されるファイル名の形式や、項目リストペインのサイズが指定できる | ショートカットの編集できる「テキスト・サイド・メニュー」 |
あらかじめ用意されているプラグイン | 文字数カウント機能 |
関連情報
2010/3/31 06:00
-ページの先頭へ-