いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
広大な遊園地でも集合できる! リアルタイムに位置情報を共有できるアプリ「Glympse」
2016年7月20日 13:18
サービス名 | Glympse |
開発会社名 | Glympse Inc. |
料金 | 無料 |
登録 | 不要 |
URL | https://www.glympse.com/ |
Google Play | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.glympse.android.glympse&hl=ja |
App Store | https://itunes.apple.com/jp/app/glympse-gps-wei-zhi-qing-baowo/id330316698?mt=8 |
Microsoftストア | https://www.microsoft.com/ja-jp/store/apps/glympse/9wzdncrdf9sj |
本格的な夏のレジャーシーズン到来で、夏休みにはどこに行こうか、わくわくしながら考えている方も多いでしょう。家族やグループで行動するとき気になるのが、混雑ではぐれてしまったり、集合時間に遅れたりするメンバー。「よくわかんないから、知ってる人についていくだけ」と思って気楽に構える方も結構いるのが現実です。そんな方がはぐれたりすると大変! また、別行動していたグループ同士が初めての土地で再集合したいときなども、お互いどこにいるのか伝え合うのは一苦労ですね。そんなときサポートしてくれるのが、位置情報を共有できるアプリです。
スマートフォンだけでリアルタイムに位置情報を共有できる
今回ご紹介する「Glympse」は、スマートフォンのGPSを使って、自分の位置情報をリアルタイムに他の人と手軽に共有できるスマートフォン用のアプリです。高い精度で居場所や移動ルートが特定できるため、バラバラに活動するメンバーの位置把握や、グループ行動の管理に最適です。iOS版、Android版、Windows版が用意されていますが、閲覧だけならウェブブラウザーからでも可能です。
Glympseのいいところは7つあります。ユーザー登録やサインアップは不要なこと、個人、グループ、SNSなど、相手にあわせた複数の共有方法が用意されていること、どこからどこに向っているか、方向やスピード、目的地までメッセージを添えて伝えられること、受信者はアプリがなくてもウェブブラウザーで相手の場所が確認できること、双方がGlympseを使っているなら、お互いの位置をリアルタイムに共有できること、バックグラウンドで実行できること、そしてタイマー式なので指定時間が経過すれば共有は自動的に解除されることです。
誰かに居場所を伝えたいとき
アプリをダウンロードしたら、自分の写真とユーザー名を設定するだけですぐに共有できます。ただし、端末を複数持っている場合は、1台目で設定した情報がもう1台に引き継がれないので注意が必要です。端末ごとに、閲覧している人や自分が混乱しないユーザー名を付けておくといいでしょう。
自分の居場所の共有には、iOS版アプリなら「ロケーションを共有」「今共有する」、Android版なら「現在地を共有」を選択します(端末の種類ごとにインターフェースが異なります)。
共有方法には特定のGlympseユーザーを選ぶ、連絡先の電話番号やメールアドレスに送る、専用のタグを作ってそのタグを送る、FacebookやTwitterに投稿する、Evernoteに保存するなどの方法があるため、ニーズにあわせて選択、さらに共有時間を設定、必要なら伝言メッセージを入力したり、目的地を選択して送信する、という流れになります。
共有方法の選び方
共有したい相手が1人のときは、相手の電話番号やメールアドレスに向けて、自分の位置を送信するといいでしょう。相手がGlympseユーザーではなくても、ウェブブラウザーでこちらの位置を見てもらえます。移動中で「今向かっています」と伝えたいとき、どこにいるか、どの程度のスピードで移動しているかが明確になるので、安心してもらえそうです。
複数のメンバー全員で位置情報を共有したいときは「タグ」がおすすめです。任意のタグを作成し、全員がそのタグに位置情報を送信することで、メンバーの位置が分かるようになります。例えば「ABCABC」というタグを作成して共有すると、アプリを入れていなくても、ウェブブラウザーから「http://glympse.com/!ABCABC」のURLで閲覧できます。
一度共有したタグはアプリ内に残るので、再共有したいときはタグを選択して送信するだけになります。ただし、URLに特別な閲覧制限機能はないため、URLを知っていれば誰でも見られます。外部から推測されにくい名称で作成することをおすすめします。ちなみに、メールや電話番号で共有されるURLはランダムに生成されるため、推測されにくくなっています。
共有できる時間は最大4時間まで。15分、30分、45分、1時間、2時間、3時間、4時間単位で指定できます。待ち合わせにかかるおよその時間を選ぶといいでしょう。タイマーなので、指定時間が経過すれば自動的に共有は解除されるので、ずっと追跡されるということはありません。目的地に到着したら共有を止める設定もあるので、適宜活用したいところです。
また、自宅で共有を始めると、家がどこにあるのかが明確に分かってしまうため、自宅で共有の送信まで試すのはおすすめしません。くれぐれもご注意ください。
特定の誰かの位置情報をおしえてもらいたいとき
相手もGlympseをインストールしていることが前提ですが、相手の現在地を知りたい、その場所に行きたいときは「ロケーションをリクエスト」をタップし、電話番号を入力します。相手にSMSが送信されるので、許可されればOK。アプリの地図上に相手の場所が表示されます。
もし、そこまでのルートが知りたいときは、リストから相手のアイコンをタップして、「~への経路」を選択すれば、その場所までのルートをマップで表示できます。迷子になってしまった相手の居る場所まで迎えにいきたいときや、合流したいときなどに便利ですね。
快適なレジャーに活用しよう
数台の車に分乗して出かけるとき、割り込みや信号待ちなどで離れてしまうことはあたりまえ。そんなとき、各車ごとにGlympseをオンにして共有しておくと、どの車がどこにいるのかが一目瞭然です。移動方向だけでなく移動スピードも表示できるので、立ち往生しているようなときも、渋滞に巻き込まれているといったことも分かります。後方を走る車は、どういうルートでいけばいいかも分かりやすくなるはずです。
特定の相手と共有したときは、共有相手に閲覧されるとメッセージが届くので、状況確認にも利用できます。
1人でも、移動中の電車の中で自分の移動ルートをみると結構楽しかったりします。位置の変化は地図アプリでも分かりますが、移動スピードが分かるので、新幹線の中ではついつい共有したくなってしまうかもしれません。
ただし、ずっと共有し続けると、バッテリーの消耗が激しくなるので、予備バッテリーはお忘れなく。また、ぐれぐれも自宅から共有しないよう注意しましょう。Glympseアプリを起動するだけなら問題はありませんが、送信するときは場所や相手をよく確認しましょう。