いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説

iTunesのライブラリもクラウドから再生可能な「Google Play Music」

サービス名Google Play Music
運営会社名Google Inc.
URLhttps://play.google.com/music/
登録Googleアカウントが必要
Google Play Music

月額980円で3500万曲聴き放題の定額制がスタート

 「Google Play Music」とは、検索サービスでおなじみのGoogleが提供している音楽配信サービスです。Googleアカウント(無料)でログインすることで、スマートフォン用のアプリ(Android 2.2以上、iOS 7.0以上)やパソコンのウェブブラウザーで音楽を再生できます。また、Android Wearへのダウンロードも可能なほか、端末で再生中に曲の再生、停止、スキップなどをコントロールすることも可能です。

Android端末だけでなく、iPhoneでも利用できます
Android Wearとも連携が可能です

 「Google Play Music」は、2011年5月に招待制でスタートした「Music Beta by Google」のベータ版がベースで、同年11月にクラウド音楽サービス「Google Music」として米国で正式にスタートしたのが始まりです。その後サービスに改良が加えられ、2015年6月から米国で定額制サービスがスタート。9月3日には日本でも定額での利用が可能になりました。

 サービスは大きく分けると、アルバムや曲を購入できるストアサービス、3500万曲の中からストリーミングできるサービス、すでに所有しているライブラリを5万曲までアップロードしてストリーミングできるクラウドサービス(有料無料にかかわらず利用可能)の3つで構成されています。

無料でもラジオを楽しめますが、定期購入するとライブラリを無制限に利用できるようになります

 ストリーミングには、無料コースと無制限(定期購入)の2種類のコースがあります。無料コースは、無料で提供されている楽曲を広告付きのラジオとして聴けるというもの。無制限コースは、月額980円で3500万曲以上の楽曲が聴き放題になる継続課金(サブスクリプション)サービス。もちろん広告はありません。最初の30日間は無料というお試し期間が設けられています。また、現在、サービス開始を記念して、10月18日までに登録すれば、今後ずっと月額780円で無制限コースが利用できるキャンペーンも行われています。

 配信フォーマットはMP3で、ストリーミング品質は接続速度に応じて変わりますが、最大320kbpsで再生可能。任意のパソコンと最大10台の端末で再生できます。ダウンロードすることでオフラインで再生することもできます。

時間帯ごとに変わるプレイリストとクラウドサービスが魅力

 無制限コースを契約すると、サービスにアクセスするたびにエキスパートが厳選したプレイリストが楽しめる点が大きな特長です。

火曜日の朝におすすめされたプレイリスト。アクセスする時間帯によって変わります

 たとえば、朝なら「今日のオススメヒット」「心地よい目覚め」「朝からフルパワー」「エクササイズ」「クリエイティブモード」の5テーマが用意されており、「心地よい目覚め」なら、「しあわせな朝に贈るNEWヒット」「気持ちも軽くさわやかな朝」「軽やかステップで気持ちいい朝」といった具合に、さまざまなアーティストを集めたプレイリストが利用できます。リロードするたびに構成が変わるため、新しい曲との出会いが期待できる内容となっています。

シーンに応じたオススメの曲が並びます

 学習機能があり、聴くほどにユーザーの好みを学習し、その人にあった音楽をレコメンドしてくれるのも魅力の1つです。曲に対して、「グッド」「イマイチ」などの判定をすることで、より好みに近づけることができます。また、クラウドに所有していたライブラリをアップロードすることでも好みを教えることができるようです。

判定していくことで、好みの精度を上げることができます

 「Google Play Music」のもう1つの特長は、前述の5万曲まで保存できるクラウドサービスです。サポートされているファイル形式はMP3(.mp3)のほか、AAC(.m4a)、WMA(.wma)、FLAC(.flac)、OGG(.ogg)、DRM保護されたAAC(.m4p) 、ALAC(.m4a)となっており、MP3ファイルに変換されます。変換後のファイルの最大サイズは300MBです。

ライブラリをアップロードしておくことで、端末が変わってもすぐ楽しめるようになります

 すでにiTunesを使っていても、ローカルに保存されたフォルダから自動的に曲をアップロードできます。iTunesとGoogle Play Musicを自動的に同期する設定があり、アップロードした曲はモバイル端末やパソコン、Android TVで楽しめます。

Apple Musicとの違いは?

 ここで気になるのが、他の定額制サービスとの違いでしょう。利用できる楽曲数で比べると、Apple Musicが約3000万曲で、Google Play Musicは約3500万曲。クラウドにアップロードできる曲数は、Apple Musicが2万5000曲、Google Play Musicが5万曲、お試し期間はApple Musicが3カ月、Google Play Musicは30日間、ファイル形式は、Apple MusicがAAC、Google Play MusicがMP3となっています。

 数字の上ではGoogle Play Musicがやや上を行っているように思えますが、もっとも大事なのは聴きたいジャンルが充実しているかどうかでしょう。今のところ、Google Play Musicのメインメニューは「今すぐ聴こう」「トップチャート」「新作」「マイライブラリ」「ステーションを見る」の5つで、UIの中にジャンル別のメニューがありません。このため好きなジャンルの層の厚さは確認しにくい印象。プレイリストを通じた偶然の出会いか検索のいずれかということになりそうです。今後どのような進化をするのか期待したいところです。

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。