いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
契約施設数が国内トップの総合旅行予約サービス「楽天トラベル」
(2016/3/16 06:00)
サービス名 | 楽天トラベル |
リリース日 | 2001年3月30日 |
運営会社名 | 楽天株式会社 |
URL | http://travel.rakuten.co.jp/ |
登録 | 必要(楽天会員になる必要がある) |
対応言語 | 日本語、英語、韓国語、台湾(繁体中文)、香港(繁体中文)、中国(簡体中文)、タイ語 |
「楽天トラベル」は、2001年3月30日にスタートした総合旅行予約サービス(楽天が買収した旅行総合サイト「旅の窓口」は1999年7月開設)で、利用には楽天会員への登録が必要です。インターネットだけでサービスを展開していることから、OTA(Online Travel Agent)とも呼ばれます。国内の契約施設数は約2万9000軒で、現在、国内最大を誇ります。
国内外の旅行を網羅
扱っているのは、国内の宿泊(旅館、ホテル、その他)、パッケージツアー、高速バス、レンタカー、航空券の予約のほか、往復JRと宿泊のセットや、「楽パック」と呼ばれる航空券と宿泊、レンタカーをまとめて予約できるパッケージなどです。
国内航空券予約としては、全日本空輸株式会社(ANA)、日本航空株式会社(JAL)、株式会社AIRDO、国内線ドットコム株式会社、スカイネットアジア航空株式会社(SNA)、株式会社スターフライヤー(SFJ)と提携しています。
2005年8月1日にインターネット専業の宿泊予約サイトとしては初めて「第1種旅行業」を取得しており、海外のホテル、航空券、ツアーもサポート。海外の宿泊施設は約6万軒で、2016年1月には全世界のマリオット系列ホテルが楽天トラベルから予約可能になるなど、海外にも力を入れているようです。
ウェブブラウザーからの利用のほか、AndroidやiOSといったスマートフォン用アプリもリリースされています。スマートフォン用アプリでは国内宿泊、楽パック、高速バス、レンタカーなど、国内向けサービスの検索・予約ができます。
検索後の宿泊施設情報は、施設ごとのプラン一覧のほか、地図でも表示できます。決済方法は、宿での現金・カード払い、事前カード決済、事後カード決済が選択できます。
なんでもそろうのが楽天ならではの便利さ
数ある予約サービスの中で、楽天の大きな特長としてあげられるのは、契約施設数の多さ、クチコミ件数の多さ、楽天のサービス内で予約からモノまですべてがそろう安心感、共通して使える楽天スーパーポイントの存在の4つといえそうです。
宿泊施設選びの際、やはり少しでもお得なプランを探したいもの。また、混雑する時期なら、空いている宿の数が大事です。その点、楽天トラベルの国内契約施設数は現在トップ。旅慣れた方でも、情報収集のためにまず楽天トラベルをチェックすることも多いようです。
公開されているクチコミ件数は約740万件。クチコミは感想・情報、苦情、宿泊年月、同伴者、キーワード、年代、性別などで絞り込みも可能。自分の立場に近い人がどのような感想を持ったのか、自分がこだわっているポイントはどうかを知ることで、より吟味することができるわけです。
そして、楽天ならではといえるのは、旅行に関係する準備のほとんどが楽天内で完結してしまうこと。たとえば楽天トラベルでツアーを手配したら、楽天市場内で旅行用品を購入し、楽天ブックスで旅行ガイドを探せます。海外旅行ならモバイルWi-Fiルーターや保険の手配、外貨宅配サービスによる両替もできます。
しかもおなじみの楽天スーパーポイントが共通で使えますから、それまで楽天市場での買い物でためたポイントを、旅行代金として充てるといったこともできますし、旅行にいくことでポイントをためることもできます。楽天の他のサービスでポイントをためているという方は、楽天トラベルを使えばよりお得に旅行を楽しめるかもしれません。
このほかANAやJALの楽パック含め、さまざまな切り口でプランが豊富に提供されているところもビギナーにとっては嬉しい要素です。旅行を計画したいけれどなかなか時間がないという方、何を見ていいかわからないという方は、まず楽天トラベルをチェックしてみるといいかもしれません。
スマートフォンのアプリには、終電後でもビジネスホテルが探せる検索メニューも用意されており、夜になって急に宿泊先を探さなくてはならなくなったビジネスパーソンの強い味方になっています。出張が多い方は、アプリを用意しておくと困ったときに助けられそうですよ。