いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
天気予報にとどまらない! 役立つ情報が満載の「tenki.jp」
(2016/5/11 11:00)
サービス名 | tenki.jp |
リリース日 | 1997年9月(「防災・気象情報提供サービス」として開始) |
運営会社名 | 一般財団法人日本気象協会 |
URL | http://www.tenki.jp/ |
登録 | 不要 |
ゴールデンウィークも終わり、次は梅雨の季節が待ち構えています。気になる天気をチェックするのに今や欠かせないサービスが気象情報サイト。中でも、一般財団法人日本気象協会が運営しているのが「tenki.jp」です。
全国1916地点をカバー。1時間単位から10日分の予報をチェック
「tenki.jp」では、国内外の天気予報、雨雲やアメダスの実況、各種防災情報、天気図、生活に役立つさまざまな指数、用語や読み物などの情報を提供しています。PCのウェブブラウザーのほかに、iPhoneやiPad、Android端末用のアプリも提供されています。
提供されている情報は、天気予報、観測データ、防災情報、指数情報、レジャー天気、季節特集、tenki.jpラボ、の7カテゴリー。
それぞれの情報はさらに多く、天気予報では全国の天気予報、世界天気、日直予報士、10日間天気、長期予報、雨雲(予報)、豪雨レーダー、PM2.5分布予測を提供。国内では、1916地点で1時間ごとのピンポイント天気予報が見られるようになっています。
観測データでは雨雲(実況)、アメダス実況、実況天気、過去天気を見ることができます。防災情報では警報・注意報、地震情報、津波情報、火山情報、台風情報を、天気図では天気図、気象衛星、世界衛星の情報を見られます。レジャー天気では、山、海、空港、野球場、サッカー場、ゴルフ場、キャンプ場、競馬・競艇・競輪、釣り、テーマパークをカバーしています。
天気予報では、地図からはエリアを絞り込んで表示できるほか、郵便番号から特定のエリアの天気を検索することもでき、当日から10日間の全国の天気、注意報が見られます。ピンポイント天気では、今日明日の天気予報に加え、1時間単位、3時間単位、10日間分の天気が分かります。
レジャー天気のコーナーでは、著名な観光地の天気をピンポイントで確認できるようになっています。キャンプなら、10日間分の天気予報が計画をサポートしてくれそうです。よく見られているスポットベスト5の今日の天気も優先的に表示してくれます。
また、PCのウェブブラウザーでは、天気予報でチェックしたスポットがメニューの右上にウィジェットのように並ぶため、気になる複数のエリアの天気をまとめて簡単に確認できるなど、見やすさ、調べやすさの工夫も見られます。
天気予報以外のコンテンツも充実
気象情報サイトですから、当然のことながら天気予報がメインコンテンツなのですが、指数情報や、「季節特集」「tench.jpラボ」など、読み物の充実ぶりが「tenki.jp」の大きな魅力です。
たとえば、「指数情報」はその種類の多さと、全国の状況がひと目で分かる見やすさが特徴。1年を通した指数情報として「洗濯」「服装」「お出かけ」「星空」「傘」「紫外線」「体感温度」「洗車」「レジャー」「のど飴」の指数がアイコンでチェックできます。洗濯や紫外線などは他の気象情報でも見かけますが、「のど飴」はなかなかなさそうです。喉や鼻の乾燥から風邪をひくパターンも多いので、風邪を引きやすい方、喉を痛めやすい方は要チェックかもしれません。
また、季節限定の指数も豊富です。夏季には「汗かき」「不快」「冷房」「アイス」「ビール」「除菌」の指数が。こちらもビール好きやアイス好きに、我慢できない言い訳を与えてくれそうです。
冬季の指数も、「水道凍結」「うるおい」「霜」「風邪ひき」「掛け布団」「暖房」「鍋もの」と、なかなかバリエーション豊か。これらは適切な時期になればチェックできるようです。「鍋もの」はまた楽しい言い訳になりそうですが、「水道凍結」は場所によっては死活問題。天気予報や気温を見て考えるよりはストレートで分かりやすくていいかもしれません。
「季節特集」には、「花粉情報」「桜情報」「熱中症情報」「紅葉情報」「スキー&スノー」が並びます。すでに桜は終わりではないかと思いきや、今は北海道で、5月下旬まで見ごろらしいといったことも分かります。シーズンに見逃したので、天気がよければこれから北海道に、というのも悪くないでしょう。
滞在時間が長くなりそうなのが「tench.jpラボ」です。「ライフ」「レジャー」「ビューティ」「ヘルス」の4ジャンルで、季節を踏まえたタイムリーな読み物が充実。生活に役立つ知恵など、誰かに教えたくなるコラムが多いので、天気予報を見に来たつもりが、すっかり忘れて読みふけってしまいそうです。
フリック操作が気持ちよいアプリ
モバイルアプリは、現在地の「天気予報」と、「天気図」「読み物」「地震」で構成されています。それぞれは画面をなぞるだけで切り替わるため、気持ちよく操作できます。
指数情報なども見られるようになっており、現在ではPM2.5(通年)、花粉(1月下旬~5月)、熱中症(4月~9月)、洗濯、服装、お出かけ、星空、傘、紫外線、体感温度、洗車、レジャー、のど飴、不快、汗かき、冷房、アイス、ビールから最大5つまで選択できます。
お天気とともに、傘はいるのか、紫外線は強いのか、洗濯に適しているのか、そんなことがパッと見たとき把握しやすくなっています。
「読み物」は「tenki.jpラボ」で公開されているコンテンツです。tenki.jpは、今日明日の天気だけでなく、天気に関する知識も増えそうです。朝、PCを開く時間はなくても、お天気の確認がてらに読んでおくと、その日の会話ネタにできるかもしれません。