イベントレポート

第3回ウェアラブルEXPO

ボストンクラブがメガネとウェアラブルデバイスをつなぐプラットフォーム「neoplug」を提案、独自スライド機構で着脱も容易に

「neoplug」は独自のスライド着脱機構で、メガネとさまざまなウェアラブルデバイスをつなぐ役割を持たせる

 東京ビッグサイト(東京都江東区)にて1月20日まで「第3回ウェアラブルEXPO」が開催されている。株式会社ボストンクラブのブースでは、メガネフレームとウェアラブルデバイスをつなぐ独自のスライド着脱機構「neoplug」を出展している。

 neoplugは、畳んだ状態のテンプルにウェアラブルデバイスをスライドして取り付ける構造になっている。なお、一般市販されているメガネに装着することは想定されておらず、現段階ではneoplug対応の専用メガネフレームが必要になる。

 メガネはフレームデザインのほか、各個人で異なる頭部サイズや形、フィッティングの問題があり、これらがウェアラブルデバイス開発者にとってプロダクト開発の壁になっていたという。そこで、さまざまな業種がウェアラブルデバイスの開発に参入しやすくするためのプラットフォームとして、メガネフレームの企画やデザインを手がけるボストンクラブがneoplugを提案。メガネ生産地の福井県鯖江市の1企業であり、現在、鯖江市のクラウドファンディングサービス「FAAVOさばえ」で支援者の募集を開始している。

 ブースでは、各企業が開発したウェアラブルデバイスを展示。それぞれ用途の異なる機能を備えた機器をラインアップしている。

 米Vufineが手がけるウェアラブルディスプレイ「VUFINE」は、960×540ピクセルのディスプレイにスマートフォンやPC、ドローンなどの映像を映し出すタイプのデバイス。画面は目から約30cmの距離に4インチのディスプレイが浮いているように映し出すことができるという。

「VUFINE」

 株式会社Blincamの「BLINCAM」はウィンクで写真を撮影できるもの。撮影した画像はBluetooth経由でスマートフォンにダウンロードすることができる。

「BLINCAM」

 株式会社テレパシージャパンの「Telepathy Walker」は、独自ディスプレイを搭載しており、映像を目の前に浮いているように映し出せるという。OSにAndroidを搭載しており、ナビゲーションや同時通訳、カメラ・ビデオ撮影といったアプリ開発も可能だという。

「Telepathy Walker」