光ファイバの信号をそのまま伝送できる光無線通信


 「CEATEC JAPAN 2009」のNICTブースでは、光ファイバの光信号をそのまま空気中に送り出し、超小型・高精度の光アンテナを用いることで1本のシングルモードファイバと等価な双方向通信を実現する光無線通信装置を展示している。

 この技術は、衛星間光通信の研究で蓄積された、レーザー光の精密な捕捉・追尾技術を応用したもので、直径2cmの光アンテナでは1.2km、直径4cmの光アンテナでは5km程度まで伝送が可能。低消費電力で小型化も可能なため、光ファイバの敷設が困難な場所などで仮設の伝送路として利用するといった用途が考えられるという。

 このほか、NICTのブース内では、大画面裸眼立体映像提示システムなど次世代のユーザーインターフェイスに関するデモや、超高速の新世代ネットワークを実現するためのインフラ技術に関する展示などが行われている。

三脚の上に乗っているのが、NICTが開発した光無線装置。光信号を直接伝送するため、小型化も可能会場では、数十メートル離れた装置(画面奥の光っている点)との間で光通信を行うデモを展示している

関連情報

(三柳 英樹)

2009/10/7 11:00