富士通、映像中に情報を埋め込む新技術を展示
「CEATEC JAPAN 2012」の富士通のブースでは、富士通研究所などが開発した先進技術を中心とした展示を行なっている。
ブースでは、CMなどの映像にクーポンやURLなどの情報が埋め込める「映像を媒介した情報通信技術」を参考出展し、デモを披露している。映像中に人には見えないわずかな灯りを埋め込み、画像全体の明るさを緩やかに変化させることで情報を付加する技術で、スマートフォンの専用アプリで映像を読み込むと情報を受け取れる。
デモの映像には、1秒間に16bitのIDを埋め込んでおり、IDを元にアプリがサーバーからクーポンやURLを受け取る仕組みとなっている。テレビから2~3m離れた位置からでも情報の受信が可能なため、2次元バーコードのようにテレビに近づいて撮影する必要がなく、CMと連携したクーポンの配布や、屋外でのデジタルサイネージなどでの利用が考えられるとしている。
映像に埋め込まれた情報をスマートフォンで受信して、クーポンやURLを受け取る | 技術の概要 |
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(三柳 英樹)
2012/10/3 11:00
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