IIJ、コンテナ型データセンターの実物を展示
「第2回クラウド コンピューティングEXPO【春】」が、5月11日から13日まで、東京ビッグサイトで開催されている。
株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は、クラウドプラットフォームのサービス「IIJ GIO」をブースで紹介している。中でも、松江データセンターパークで稼働している、国内初のコンテナ型データセンターの実物を展示しているのが特徴だ。2010年2月から実証実験を行い、2011年4月から正式サービスを開始したものだ。展示会場では、コンテナの中を見学できるツアーも開催されている。
松江データセンターパークのジオラマ模型。細長いコンテナ(ITモジュール)を、最大24基設置できる。コンテナにほぼ1対1対応で空調モジュールが備えられるほか、秋~春には外気冷却もとり入れる |
コンテナ型データセンターの実物 |
展示されたIZmo Wタイプ(トレーラー輸送用)のほか、ラックを斜めに配置してコンテナを小型化したIZmo Sタイプ(大型トラック輸送)もある | コンテナ型データセンターの入り口 |
IZmo Wタイプで9~10ラック、IZmo Sタイプで9ラックを収容する | コンテナの端に設けられた通気孔。空調モジュールや外気冷却により冷却する |
解説ビデオから。サーバーはメーカーの工場でコンテナに設置され、コンテナごと松江データセンターパークに運ばれる | 松江データセンターパークに搬入されたコンテナは、クレーンで運ばれたあと、スライドして移動、設置位置で固定される。初回設置では、搬入されてから設置に半日かかったという |
関連情報
(高橋 正和)
2011/5/12 00:00
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