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Firefox、8月より一部のFlashコンテンツをブロックへ

 Mozillaは20日、8月よりウェブブラウザー「Firefox」で、Flashコンテンツの一部をブロックすると公式ブログで発表した。8月からユーザー体験に必須ではないと判断される一部のFlashコンテンツをブロックするとしている。

 これまでFirefoxは、音声や動画の再生やストリーミング、クリップボード統合、2D/3Dグラフィックス、WebSocketネットワーキング、マイクやカメラへのアクセスに関するプラグインをWeb APIに置き換えることで、クラッシュ率を大幅に低下しているとのこと。今回のFlashコンテンツのブロックで、最大10%のクラッシュやハングアップの削減が期待できるという。

 今後は2016年後半までに、ブロックの対象となるFlashコンテンツを拡張し、そのリストを公開する予定とのことだ。さらに2017年には、FirefoxではすべてのFlashコンテンツについてクリックしないと再生されないように変更する予定。

 現在、FlashやSilverlightで動画やゲームを提供しているウェブサイトは、できるだけ早くHTML5への移行を計画する必要があるとしている。

 Flash Playerには多くの脆弱性が報告されているほか、CPU利用率が高いためバッテリー消費も大きい。GoogleやMicrosoftでも、ウェブブラウザーでFlashのサポートを段階的に削減していく予定をすでに発表している。