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過去の名作から最新作まで、週刊少年ジャンプ作品をユーザー自身が編成して毎週読めるスマホアプリ「Myジャンプ」
~「ジャンプID」も導入
2016年8月8日 00:00
株式会社集英社は8日より、スマートフォン向けマンガアプリ「Myジャンプ」(iOS/Android)の配信を開始する。週刊少年ジャンプで連載中、あるいは過去に掲載された作品を好みに応じてチョイスすると、新しいエピソードが毎週配信されてくる「週刊Myジャンプ」などの機能を備える。一部コンテンツを除き、作品閲覧は基本的に有料。
Myジャンプは、集英社の週刊少年ジャンプ編集部および同デジタル事業部が新規開発したアプリ。マンガおよびジャンプ関連のニュース記事やインタビュー記事の配信を主眼とするが、中でも「週刊Myジャンプ」「MyジャンプBEST」の2つをメイン機能と位置付けている。
「週刊Myジャンプ」は、ジャンプ連載作品の中から10あるいは20作品を指定すると、作品が毎週1話ずつ配信される機能。対象作品のラインアップの幅広さを特徴とし、1970年代の「プレイボール」、80年代の「キン肉マン」、90年代の「DRAGON BALL」、現在連載中の「ONE PIECE」など、制作時代が全く異なる作品をまるで1冊のジャンプ本誌のようににまとめられるため、集英社では「ジャンプの編集長のような体験が楽しめる」とアピールしている。
サービス開始当初の「週刊Myジャンプ」対象作品数はおよそ230。順次拡充予定としており、Myジャンプの配信に合わせて電子化された作品なども加えていく。「週刊Myジャンプ」の利用料金(税込)は月額制で、対象作品が10作の場合は480円、20作の場合は840円。
もう1つの「MyジャンプBEST」は、対象作品の中から好きなエピソードを1話単位で選び、1冊にまとめられる機能。ユーザーは「最終回」「感動」などのテーマを自由に決めて、編集できる。作成した「MyジャンプBEST」の閲覧料金(税込)は10作品の場合250円、20作品で400円。なお、「MyジャンプBEST」では1作品の中から1話のみ、選択可能。
「週刊Myジャンプ」「MyジャンプBEST」で作成した作品リストは、SNSを通じて共有・公開できる。「MyジャンプBEST」の場合、リストを閲覧した別ユーザーがそのまま作品を購入することも可能。なお、アプリ配信を記念して、ケンドーコバヤシ、木村カエラ、坂口健太郎の3人による「Myジャンプ」リストとプロモーション映像も公開する。
「Myジャンプ」アプリの開発にあたっては、デジタル読書体験をより快適にするとの狙いから、ビューアーと本棚のさらなる改善を図ったという。また、選んだ作品に応じて自動的に表紙を生成する機能も盛り込んだ。
なお、ジャンプ関連の公式会員制度として新たに「ジャンプID」がスタートする。購入履歴の管理、機種変更・故障対応でのデータ復元が容易になる。ジャンプIDは、「ジャンプBOOKストア!」「少年ジャンプ+」でも共通利用される予定。