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マネーフォワード、機械学習で自動仕訳の精度を向上、クラウド型会計・確定申告ソフトの「勘定科目提案機能」バージョンアップ

 株式会社マネーフォワードは、クラウド型会計ソフト「MFクラウド会計」とクラウド型確定申告ソフト「MFクラウド確定申告」において、機械学習を活用した「勘定科目提案機能」のバージョンアップを行った。仕訳のビックデータに基づき、より精度の高い自動仕訳が可能になるという。

 マネーフォワードによると、従来の勘定科目提案機能では、ユーザーが自動取得した銀行口座やクレジットカード明細などのそれぞれの取引内容に応じて自動仕訳ルールを設定することによって、ルールに基づいた勘定科目提案が行われるようになっていた。しかし、初めて利用するユーザーや、年間を通じて利用頻度が少ないユーザーなど、自動仕訳ルールを設定していないユーザーは、取引ごとに勘定科目を手動で選択する必要があった。

 これに対してバージョンアップした勘定科目提案機能では、マネーフォワードが保有するビッグデータに基づいた機械学習によって、取引内容から勘定科目を推測して提案してくれる。初めて利用するユーザーでも、ほぼすべての取引に対してより精度の高い自動仕訳が行えるとしている。

 マネーフォワードでは今後、帳票チェックや消込の精度向上、未来予測シミュレーションなどにも機械学習の活用領域を広げていく考え。

「勘定科目提案機能」によって提案された勘定科目には、雲マークが付いている
提案された勘定科目で問題が無ければ、登録ボタンを押すと、仕訳として登録される