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博報堂、ぬいぐるみをおしゃべりにする四ツ穴ボタン型デバイス「Pechat」製品化

4990円で12月より一般販売

 株式会社博報堂は、ぬいぐるみに付けるボタン型スピーカーデバイス「Pechat」を製品化した。クラウドファンディングサービス「Makuake」で14日、先行販売を開始した。一般販売は12月からを予定しており、予定価格は4990円(税込)。

 専用のAndroid/iOSアプリを使って、Pechatを取り付けたぬいぐるみがあたかもおしゃべりしているように操作可能。親子のコミュニケーションや歌・読み聞かせによる知育・情操教育に活用できるとしている。アプリには、入力したテキストをかわいい音声合成で読み上げる機能や吹き込んだ音声をかわいい音声に変換する機能のほか、話す内容を一覧から歌やお話を選べる機能もある。また、Pechatに内蔵されたマイクから拾った声に反応し、自動で相づちやオウム返しをさせる「おまかせモード」も備える。

 Pechat本体のサイズは45×21mm(直径×奥行)、重さは約30g。リチウムイオンバッテリーを内蔵しており、付属のMicro USBケーブルで充電する。連続使用時間(最大音声で音声を流し続けた場合)は約1.2時間。通信は2.4GHz帯を使用し、通信距離は最大10m。

ボタンの穴の部分がスピーカーになっている。側面にマイク、背面にスイッチと充電ケーブル差し込み口がある

 Makuakeで実施するクラウドファンディングは目標額50万円で、期間は11月14日までの62日間。目標金額の達成の可否にかかわらず商品が提供される「All in(即時支援型)」方式で実施しているが、すでに9月14日18時30分の時点で、目標額の300%を超える150万円以上が集まっている。

 Pechatは、博報堂として初めてのデジタルデバイス商品企画・販売事業だという。今年3月にコンセプトモデルを発表し、製品化に向けた準備を進めてきた。量産は、VAIO株式会社が担当する。