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トイレIoTを温泉やバイキングにも拡張、ホテル・旅館内のあらゆる空席情報を把握できるシステム「ORIVA」の実証実験開始

 株式会社バカンは12日、ホテルや温泉旅館のフロントや共用部トイレ、温泉、エステ、バイキングレストランなどの空席・混雑状況を把握・管理するIoTシステム「ORIVA」の実証実験を、オリックス不動産株式会社と共同で開始したと発表した。

 バカンのトイレ空席管理システム「Throne」を拡張したもの。Throneは、後付けで設置可能な人感・開閉センサーなどを各個室に設置することで、トイレの空き状況をリアルタイムでスマートフォンなどのブラウザーから確認できるようにするもの。

 これに対してORIVAでは、ホテルや温泉旅館のあらゆる空席情報を収集するために、場所に応じたシステムを構築。従業員の目視による空席状況の判定・入力にも対応するほか、カメラとAIを組み合わせたシステムなども開発を進めていく予定だ。

 すでに11月21日より、オリックス不動産の保有する宇奈月杉乃井ホテル(富山県宇奈月温泉)と御宿東鳳(福島県会津東山温泉)において一般利用者に対してサービス提供し、実証実験を行っている。