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交通新聞社、時刻表の上り列車と下り列車を同時に表示できるアプリ連携機能
2016年12月27日 18:50
株式会社交通新聞社は、鉄道コンテンツを提供するAndroid/iOSアプリ「DJ鉄道楽ナビ」をリリースした。鉄道関連のイベントやグッズなどのトピックスを無料で配信するほか、有料機能として、月刊誌「鉄道ダイヤ情報」の締め切りに間に合わなかった新着情報を提供する「臨時列車情報」、新製・新造・リニューアルされた車両を紹介する「新車情報」、車両が所属している基地と両数を調べられる「車両のねどこ」といったコンテンツを提供する。有料機能は月額360円(税込)だが、初回ダウンロード時に10日間の試用期間がある。
さらに有料の“おまけ機能”として、同社が提供中の別アプリ「デジタルJR時刻表 Lite」との連動機能を提供。「これまでの時刻表では複数ページを見比べなければなかなか難しかったプロフェッショナルな使い方がよりスムーズにできる」ようにした。具体的には「上下線同時表示」「在来線臨時列車一覧」という2つの機能があり、「上り列車と下り列車のことを同時に考える」「臨時列車の全様を俯瞰する」など、「時刻表を読み込むレベルに達した“時刻表調べの達人”だけが知っていた、時刻表の調べ方・見方のノウハウをフィードバックして開発した時刻表を見ることができる」としている。
「上下線同時表示」では、路線に走る上り列車(背景色が赤)と下り列車(背景色が青)を一度に表示でき、路線中の好きな駅を基準とした順番に並び替えられる。1)運転本数が少ない路線で、上り列車と下り列車を駆使してより多くの駅に降りるプランを練る時、2)車両の運用を推理する時(折り返し駅などで並び替えると分かりやすい)、3)駅やその周辺で列車撮影・ウォッチングをする時(次にどちらから列車が来るか目星が付けやすい)、4)ダイヤグラムを自作する時――などに便利だという。
「在来線臨時列車一覧」では、新幹線を除く臨時列車を50音順で一覧可能。列車名に関するキーワードからも検索できる。普段は走っていない臨時列車の情報だけを知りたい時、「SL○○」といった列車だけ探したい時などに便利だとしている。
なお、連動機能を利用するには「デジタルJR時刻表 Lite」側も有料チケットが有効になっている必要がある。料金(税込)は、7日間120円または月額360円(2017年1月31日までキャンペーン価格250円)。