ニュース

東アジアと米国を最短距離で中継する「BBIX東京第6センター」、千葉県南房総市に開設

「BBIX東京第6センター」利用イメージ

 BBIX株式会社は16日、東アジアと米国西海岸を最短距離で中継する「BBIX東京第6センター」を千葉県南房総市に開設し、2017年4月からIXサービスの提供を開始すると発表した。

 東京第6センターは、千葉県南房総市にソフトバンク株式会社が所有する海底ケーブル陸揚げ局「ソフトバンク丸山国際中継所(以下、丸山CLS)」に、BBIXが新たに設置するIXセンター。ISPやクラウドサービス事業者、企業などを対象に、ユーザー間で大容量のトラフィック交換を行うための相互接続を実現する「IXコネクトサービス」を提供する。

 東京第6センターが入居する丸山CLSは、東アジアと米国西海岸を結ぶ大圏航路上に立地するため、アジアでも有数のハブ中継局として多くの海底ケーブルが陸揚げされている。しかし、これまではワンストップで安価に海底ケーブルからIX接続できるサービスがなかったため、アジアを拠点とする多くのインターネット事業者は、香港やアメリカ合衆国西海岸でトラフィック中継を行う状況だったという。

 BBIXでは、開設する東京第6センターと、国内外の100社を超えるインターネット事業者が接続するBBIXの東京都内5カ所のIXセンターを、100Gbpsの広帯域回線で直接接続する。これにより、太平洋を横断してのトラフィック交換を希望する米国、香港、シンガポールのインターネット事業者が、東京第6センターで国際間接続IXサービスを利用しての相互接続が可能となり、接続品質の向上とコスト削減が見込まれるとしている。