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悪質まとめサイト問題、女性はどう捉えた? リビングくらしHOW研究所が調査

悪質サイト休止問題を知っていた人に対し、情報収集のスタイルに変化があったか聞いた

 株式会社リビングくらしHOW研究所は、2016年末に相次いだまとめサイト(キュレーションメディア)休止問題を受け、女性とウェブメディアのかかわりについてアンケート調査を実施した。回答者のうち問題を知っていたのは35.1%で、知っている人のうち44.1%が問題発覚以降、ウェブからの情報収集の方法に変化があったとしている。

 アンケートは、フリーペーパーの「リビング新聞」およびウェブサイト「シティリビング」の女性読者を対象に2016年12月14日~18日に実施した。集計数(回答者数)は1131人で、回答者の平均年齢は42.4歳。

 休止問題を知っていたのは35.1%にあたる397人。「(問題発覚後)ウェブからの情報収集の仕方は変わった?」と聞いたところ、397人中「変化があった」が44.1%、「変わらない」が41.6%、「ウェブの記事には信頼性は必要ない、そもそも求めていない」が14.4%だった。

 「変化があった」とした人に対しては、具体的な内容を複数回答で聞いた。最も多かったのは 「検索結果の上位に表示されているからといって、 むやみに信用しないよう
にしようと思った」で77.7%、次いで「医療情報などの重い情報は、 専門サイトから得るようにしたいと思った」で50.3%だった。

 リビングくらしHOW研究所ではアンケート結果について「サイト自体の信頼性を見るように意識が変化し始めた様子が見てとれる」と分析している。

悪質まとめサイト休止問題発覚後の変化について、具体的に聞いた結果