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さくらインターネット、学術機関向けに「さくらのクラウド」の定額プログラムを提供

 さくらインターネット株式会社は28日、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所(以下、NII)の「学認クラウド 導入支援サービス」利用者向けに、クラウドサービス「さくらのクラウド」を定額で利用できる「さくらのクラウドの学術機関向け定額プログラム」を提供開始した。

 「学認クラウド 導入支援サービス」は、大学・研究機関のクラウド導入および利用支援のため、NIIがクラウドサービスを検証して、その結果を提供したり、セミナーや個別相談を実施したりするサービス。教育研究の現場における利用シーンや大学・研究機関特有のクラウド導入上の課題をふまえた情報やナレッジの提供・共有により、最適なクラウドサービスの導入をサポートする。

 さくらインターネットではNIIに協力し、「学認クラウド 導入支援サービス」の利用者を対象として、「さくらのクラウドの学術機関向け定額プログラム」の提供を開始した。プログラムでは、月額10万円から利用者の希望の設定料金で、さくらのクラウドを毎月定額で利用できる。

 設定金額を超過した分については、契約期間の合計料金の12%に相当する金額まで無料で利用が可能。たとえば、月額10万円、契約期間1年間で設定した場合、契約期間の合計料金が120万円を超過しても、その12%の14万4000円までは無料となる。契約期間は4月1日から3月31日までの年度単位。

 さくらインターネットでは、大学・研究機関のクラウド導入において、毎月の利用料金の変動により、予算申請が困難であるという課題があったと説明。月額料金を定額化したプログラムを通じて、教育・研究機関でのクラウド活用の促進を支援していくとしている。