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磁石でくっつくバッテリー駆動の防塵防滴Wi-Fiネットワークカメラ「Arlo Pro」、赤ちゃんの見守りに特化した「Arlo Baby」など、ネットギアが順次発売

「Arlo Pro」

 ネットギアジャパン合同会社は、Wi-Fiネットワークカメラの新製品「Arlo Pro」を6月19日に発売する。有線LANに接続したベースステーションと組み合わせて使うネットワークカメラで、想定市場価格(税込)は、ベースステーションとカメラ2台がセットになった「VMS4230-100JPS」が4万9980円、増設用カメラ「VMC4030-100JPS」が1台2万1800円。5月9日よりAmazon.co.jpとNTT-X Storeで予約を受け付けている。

 ベースステーションとカメラはIEEE 802.11nの無線LANでワイヤレス接続。また、カメラはリチウムイオン充電池で駆動するため、場所を選ばず設置できるのが特徴。最長6カ月間稼動できるという。IP65の防塵防滴機能を持っているため、屋外への設置にも対応する。

 カメラ本体には三脚固定用のネジ穴を備えるほか、マグネットを内蔵。冷蔵庫などの金属面やマグネット面などにくっつけられる。専用のウォールマウントも4個付属しており、カメラ本体だけでは設置が難しい木面などに固定可能。ウォールマウント自体は半球状になっているため、角度や位置を調整できる。

バッテリーは取り外し可能
金属面の壁やホワイトボードのマグネット面などにそのままくっつけることができる
撮影向きは固定されるが、手軽に設置できた
付属するウォールマウントを使用した例
ウォールマウント本体。壁に打ち付けたネジに引っ掛けて設置できる

 130度の視野角をカバーしており、720p(H.264)解像度での撮影が可能。動作・音声検知機能のほか、ナイトビジョン(850nm LED、赤外線カットオフフィルター)に対応しており、夜間での撮影にも利用できる。また、専用アプリからベースステーション本体のアラーム(100db強)を鳴らす機能を備えるなど、子どもの見守りや防犯用途に使えるとしている。本体サイズと重量は、カメラが79.3×48.6×70.5mm、136g。ベースステーションが58.6×174.5×126.5mm、316g。

 録画したデータはクラウド上に保存され、Android/iOS専用アプリ「Arlo」やPCブラウザーから閲覧可能。Arlo Proに標準で装備されている無料の「Basicプラン」では1GBのクラウドストレージが無料で提供され、録画データを7日間保存可能。カメラは最大5台まで利用できる。月額1190円(税別)のオプションとなる「Premierプラン」では10GB/30日間/10台、月額1790円(税別)の「Eliteプラン」では100GB/60日間/15台に拡張できる。

録画したデータは専用アプリ「Arlo」から再生可能。複数のカメラを一括で管理できる
ベースステーションとカメラ2台がセットになった「VMS4230-100JPS」

4G/3G対応モデルの「Arlo Go」、赤ちゃんの見守りカメラ「Arlo Baby」も

 なお、5月9日に行われた記者発表会では、7月より順次発売する予定のネットワークカメラ「Arlo Go」「Arlo Baby」も発表された。

 Arlo Goは、Arlo Proの通信方式をLTEに変更したモデル。4G/3G回線経由でクラウドに接続できるため、ベースステーション不要で利用できるのが特徴。より幅広い場所への設置を可能としているため、業務用途にも利用できるとしている。

「Arlo Go」

 Arlo Babyは、赤ちゃんなど小さな子どもの見守り用途として利用できる製品で、ウサギや子犬、子猫を模したカバーを取り付けられるのが特徴。環境センサーによる温湿度の監視が可能で、設定したしきい値を超えるとスマートフォンにアラートを送る機能を備える。

 さらに、泣き声検知、睡眠パターントラッキングなどの機能を搭載するほか、スマートフォンを使って遠隔地から子どもと対話したり、録音した音声(子守歌など)を再生することができる。

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