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警察庁が「サイバーポリスエージェンシー」開設、サイバー犯罪・サイバー攻撃情報を発信

 警察庁は26日、サイバー犯罪やサイバー攻撃の情報を取りまとめたポータルサイト「サイバーポリスエージェンシー」を開設した。

 警察庁ではこれまで、インターネット治安情勢やインターネット定点観測、マルウェアの解析事例などについては「@Police」で、サイバー犯罪・サイバー攻撃に対する予防策や各都道府県警の取り組みなどについては「警察庁サイバー犯罪対策プロジェクト」で情報の発信を行っていた。

 サイバーポリスエージェンシーでは、これらに加え、ウイルスメールの注意喚起情報の提供やインターネットバンキングマルウェア「DreamBot」「Gozi」の感染チェックサイトの運用を行っている一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(Japan Cybercrime Control Center:JC3)のウェブサイトへのリンクなどがまとめられている。また、警察庁と各都道府県警察のサイバー人材採用情報も掲載している。

 警察庁ではサイバーポリスエージェンシーの開設について、「サイバー犯罪やサイバー攻撃などサイバー空間の脅威が深刻化している昨今、サイバー犯罪やサイバー攻撃に関わる情報を幅広く社会的に共有していくことが必要になってきている」として、「サイバーに関する警察の“仮想”統合対策組織として、サイバー犯罪・サイバー攻撃の被害防止のため、その手口や情勢に関する情報を発信する」している。

 サイト内検索には「Googleカスタム検索」が採用されている。