ゼンリンが住宅地図スマホ発売、月間6GBの音声対応SIM付きで月額7800円、「BUSINESS SUPPORT NAVI」として提供

　株式会社ゼンリンは5日、法人向けクラウド地図サービス「ZENRIN BUSINESS SUPPORT NAVI」を発売した。企業の外回りスタッフが、訪問先リストの確認、訪問先までのナビ（車、電車、徒歩）、周辺の住宅地図閲覧、業務報告（見込みランク、コメント、現場写真）などを、同サービスで提供するスマートフォンから行える。営業、運送・配達、保守点検、タクシー運送・配車、ごみ収集など、1日で多くの場所を訪問する業務の効率化をサポートするとしている。

　提供するスマートフォンは、FREETELの5.0インチAndroid 6.0端末「Priori 4」。通信容量が最大6GB／月のSIMがセットになっており、料金は1台あたり月額7800円（税別）。端末料金や初期費用はないが、契約は1社あたり5台以上、契約期間は2年単位となっている。SIMは音声通話対応だが、通話料は月額料金には含まれておらず、別途発生する。国内通話が20円／30秒、ゼンリンが指定する通話専用アプリを利用した場合は10円／30秒。

　オフィス側の業務は、Windows 10/7のInternet Explorer 11/Google Chromeから利用する。スタッフ別の訪問先リスト・計画の作成にあたっては、CSV形式での顧客データを取り込んで地図上に落とし込むことが可能。また、地図上で全タッフの位置情報を確認できるため、急な案件が入った際に近くにいるスタッフに依頼する際に活用できるという。このほか、スタッフから送信された業務報告の受信、リアルタイム表示などが行える。