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「人事労務 freee」提供開始、「クラウド給与計算ソフト freee」をフルリニューアル

 freee株式会社は2日、新サービス「人事労務 freee」をリリースした。従業員数1000人までの中小企業を対象に、勤怠や労務手続き、給与計算などの業務をクラウド上で提供する。「クラウド給与計算ソフト freee」をフルリニューアルし、入退社手続きや勤怠管理の新機能・新プランを追加したものとなる。

 従業員の勤怠管理では、従業員は自分のアカウントからタイムカードのような感覚で勤務記録の打刻が可能で、コメントや修正記録、打刻時の位置情報も記録できる。記録した勤怠データはリアルタイムで給与計算に反映される。業務担当者は、これらから必要な情報を収集し、各種行政窓口向けの書類15種類をワンクリックで作成可能。入力内容はそのまま給与計算や勤怠管理に利用できる。

 これにより、個別業務ごとに分散したシステムや複雑化する業務フローを集約し、経営に必要な人材について業務を効率化する。また、同社の「クラウド会計ソフト freee」とあわせて利用することで、経営に重要な情報をfreee上で一元管理可能となり、大企業向けERPと同様の生産性を実現するとしている。

 freeeでは人事労務 freeeの提供開始にあわせ、パーソルキャリア株式会社が運営する転職求人サービス「MIIDAS(ミイダス)」との連携、福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を提供する株式会社ベネフィット・ワンとの協業を発表。中小・中堅企業の働き方改革を支援するとしている。

 また、人事労務 freeeのユーザーや契約者向けのキャンペーンとして、3000円分のベビーシッター利用クーポン提供、「オフィスおかん・おかん便」のサービス利用料1カ月分無料提供なども発表している。