携帯フィルタリング利用率は小学生で57.7%、総務省調査


 総務省は25日、電気通信サービスに関心のあるモニターを対象とした2008年度第2回アンケート調査の結果を公表した。

 調査は、総務省がインターネット接続などの電気通信サービスに対する意見・要望を把握し、電気通信行政に反映させることを目的として実施したもの。電気通信サービスに関心がある全国の20歳以上のモニター1000人を対象したアンケート調査で、回収数は960人。

 調査結果によれば、回答者が現在加入しているインターネット接続回線の割合は、「Bフレッツ」が22.5%、「フレッツADSL」が11.7%、「ソフトバンクBB(Yahoo! BB)」が10.9%など。接続回線種別は、「FTTH(光ファイバ)」が31.9%、「ADSL」が30.2%。契約しているISPは割合の多い順に、「OCN」(21.0%)、「Yahoo! BB」(16.8%)、「Plala」(8.5%)、「@nifty」(5.8%)、「BIGLOBE」(4.1%)など。

 ユーザーが利用している映像配信サービスは、「YouTube」が38.9%、「Yahoo!動画」が27.7%、「ニコニコ動画」が15.6%、「GyaO」が14.5%など。「映像配信サービスは利用していない」は45.4%で、2007年度調査(51.4%)からは割合が減少している。

 子供が使用する自宅のPCでのフィルタリング利用率は、小学生が29.1%、中学生が28.2%、高校生が28.6%。子供が使用する携帯電話のフィルタリング利用率は、小学生が57.7%、中学生が46.4%、高校生が30.7%。フィルタリングを利用していない理由としては、「親子でコミュニケーションをとり、利用のルールやマナーを身に付けさせればよいと思うから」が29.3%で最も多い。また、過去にフィルタリングを利用していたが何らかの理由で解約した割合は、PCで2.5%、携帯電話で3.5%となっている。


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(三柳 英樹)

2009/6/26 11:00