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グーグルの上半期Web検索ランキング
急上昇1位は「WBC」


Web検索キーワード総合ランキング

 グーグルは29日、2009年上半期の検索キーワードランキングを発表した。

 ランキングは、PCからの「Web検索」と、携帯電話からの「モバイル検索」に分けて発表している。Web検索は、「www.google.co.jp」を対象に集計したもので、検索クエリの絶対数トップ5は、1位「Yahoo」、2位「YouTube」、3位「日本」、4位「wiki」、5位「mixi」だった。

 ちなみに2008年のランキングは1位「Yahoo」、2位「YouTube」、3位「wiki」、4位「mixi」、5位「価格」の順だった。絶対数でみれば、こうしたキーワードは常に多く検索さているためあまり変動はないが、WBCの影響で「日本」の検索が増加したのが注目されるという。

 一方、2008年下半期と比較して検索数の増加率が大きかった急上昇ランキングは、総合1位「WBC」、2位「インフルエンザ」、3位「ETC」、4位「確定申告」、5位「高速道路」だった。特に「WBC」については、特定キーワードの検索動向を確認できるサービス「Googleトレンド」でみると、日本が優勝した時に急増しているのがわかるという。

 ビジネス分野では、1位「リクナビ2010」、2位「倒産情報」、3位「帝国データバンク」、4位「エントリーシート」、5位「履歴書書き方」の順。このうち「倒産情報」については、「Googleトレンド」でみる限り、過去にないほど検索クエリが増えているという。また、ランキングには入っていないが「倒産」というキーワードを「Googleトレンド」でみると、リーマンショックが起きる2008年9月よりも少し前から検索クエリが増えており、「検索キーワードを見ることで、ある程度予兆があったことがわかる」(グーグル検索担当プロダクトマネージャーの倉岡寛氏)としている。

 このほか、コンシューマエレクトロニクス分野では、1位「Vaio Type P」、2位「IE 8」、3位「ウイルスバスター2009」、4位「Gom player」、5位「iphone」。社会分野では、1位「定額給付金」、2位「地デジカ」、3位「エコポイント」、4位「エコカー減税」、5位「足利事件」。エンターテインメント分野では、1位「仮面ライダーディケイド」、2位「ドラゴンボール改」、3位「Imalu」、4位「スーザンボイル」、5位「婚カツ」だった。

モバイル検索では、芸能関係のキーワードが目立つ

モバイル検索総合キーワードランキング

 モバイル検索のランキングは、NTTドコモやau向けに提供しているグーグルの検索ボックスからのクエリのほか、iPhoneなどの一部スマートフォン向けに提供しているモバイル用インターフェイスからの検索クエリを対象に集計した。

 まず、検索クエリの絶対数のトップ5は、1位「mixi」、2位「モバゲー」、3位「着メロ」、4位「グリー」、5位「YouTube」となった。

 2008年は、1位「mixi」、2位「2ちゃんねる」、3位「モバゲー」、4位「痛いニュース」、5位「楽天」だった。PCからの検索と異なり、モバイル検索ではかなり入れ替わっているのがわかる。「モバイルはユーザーに非常に近いデバイス。ユーザーの興味がダイレクトに反映されるが、その移り変わりの速さがランキングに現れている」(グーグルモバイル担当プロダクトマネージャーの岸本豪氏)。

 モバイル検索の急上昇ランキングについては、分野別はなく、総合ランキングのみを発表している。1位「メイちゃんの執事」、2位「辻希美」、3位「小向美奈子」、4位「草なぎ剛」、5位「のんピース」、6位「WBC」、7位「book」、8位「北野誠」、9位「向井理」、10位「インフルエンザ」、11位「榮倉奈々」、12位「ラブレター」、13位「ユニコーン」、14位「純恋」、15位「グリー」、16位「初恋のひとからの手紙」、17位「藤原紀香」、18位「銭ゲバ」、19位「定額給付金」、20位「仮面ライダー」となった。

 「WBC」「インフルエンザ」「定額給付金」は、PCからの検索と同様にモバイルからの検索も増え、ユーザーが興味を持った言葉がPCでもモバイルでも同様に検索されることがうかがえる。

 一方、「辻希美」「向井理」「榮倉奈々」らは、ブログで情報発信している有名人で、それらがモバイルからも多く読まれるために検索も増加しているのだという。なお、「のんピース」は辻希美の公式ブログだ。前述のように、モバイルは個人の嗜好性を強く反映するため、ユーザーの関心の高い芸能関係の話題がトレンドに現れるとしている。

 このほか、モバイル検索キーワードの特徴としては、端末やインフラの進化、モバイルインターネットサービスのトレンドを強く反映している点も挙げられるという。例えば、「mixi」「モバゲー」「グリー」といったモバイルサイト/サービスそのものが多く検索されている。また、端末の高性能化やパケット定額制利用者の増加を受け、「YouTube」「ニコニコ動画」といったモバイル向け動画サイトが人気となり、それらのキーワードも急上昇しているという。

 さらに、モバイルならではの人気キーワードとして「価格.com」「GReeeeN」「関ジャニ∞」などがあることも紹介した。これは、「携帯の文字変換機能がサポートしている語彙の多さ」(岸本氏)によるもの。PCからだと正確に変換できていないクエリも多いのに対して、IMEが進化している携帯電話では、これらのキーワードでも正確なつづりで検索されるのだという。


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(永沢 茂)

2009/6/29 15:24

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