高1の携帯使用時間は1日あたり71分、中3から33分増


 ベネッセコーポレーションは10日、「子どもの生活時間の実態と時間に関する意識」の調査結果を発表した。調査は2008年11月、全国の小学5年生から高校2年生を対象に郵送で実施し、計8017人から有効回答を得た。

 1日のうち携帯電話に使う時間の平均は、小学5年生が2分、6年生が5分だったのに対し、中学1年生で17分、2年生で28分、3年生で38分と増加。さらに高校1年生にかけて33分増加して71分となり、3年生で76分となっている。

 小学6年生から中学1年生にかけて時間の変化が比較的大きかった項目としては、睡眠が501分から460分へと41分減少、外遊び・スポーツが44分から22分へと22分減少がある。一方、友だちとすごす時間は118分から148分へと30分増加している。学校以外の学習時間は、中学2年生の78分から3年生の133分へと55分増加した後、高校1年生で75分へと58分減少している。

 時間に関する意識面では、「忙しい」と感じているのは全体平均で57.3%だったが、「毎日が楽しい」を肯定する子どもも82.7%に上った。「時間をむだに使っていると感じる」は、59.4%だった。


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(永沢 茂)

2009/7/13 11:00