Flash Playerの最新版公開、危険度の高い脆弱性を修正
インストールされているFlash PlayerのバージョンはAdobeのサイトで確認できる |
米Adobe Systemsは米国時間30日、事前の予告通りにFlash Playerの脆弱性を修正した最新バージョンを公開した。既に攻撃が確認されている脆弱性など、危険度の高い複数の脆弱性を修正しており、Adobeではユーザーに対してアップデートを呼びかけている。
公開されたFlash Playerのバージョンは10.0.32.18および9.0.246.0。Windows版、Mac版、Linux版がそれぞれ、Adobeのサイトからダウンロードできる。Windows版の場合には、Internet Explorer(IE)用とそれ以外のブラウザ用の2種類のFlash Playerがあるため、IEとFirefoxなどを利用している場合には、両方のアップデートが必要となる。インストールされているFlash Playerのバージョンは、AdobeのFlash Playerに関するページで確認できる。
また、アプリケーション実行環境の「Adobe AIR」についても、最新版となるバージョン1.5.2が公開されており、こちらもバージョンアップが推奨されている。
Flash Playerの最新版では、脆弱性を悪用した攻撃が確認されたとしてAdobeが22日に情報を公開した脆弱性や、マイクロソフトが29日に臨時の修正パッチで対応したATL(Active Template Library)の脆弱性などを修正している。
また、今回修正した脆弱性の中には、Adobe Reader/Acrobatにも影響を及ぼすものがあることが確認されており、Adobe Reader/Acrobatについては米国時間31日に修正版を公開するとしている。
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(三柳 英樹)
2009/7/31 11:52
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