テレコムサービス協会が「違法・有害情報相談センター」開設
社団法人テレコムサービス協会は、電気通信事業者やサイト管理者、学校関係者、監視事業者、各消費者相談窓口の相談員などを対象とした相談窓口「違法・有害情報相談センター」を開設した。
テレコムサービス協会では以前、電気通信事業者から寄せられるインターネット上の違法・有害情報に関する相談窓口「違法・有害情報事業者相談センター」を、総務省支援のもとで運営。総務省に登録がある電気通信事業者、および電気通信事業者4団体の会員事業者を対象に相談を受けていた。
今回、相談受け付け対象を事業者だけでなく、特定サーバー管理者や学校関係者、監視事業者などに拡大。2009年1月に総務省が発表した「安心で安全なインターネット環境整備のためのプログラム『安心ネットづくり』促進プログラム」における、違法・有害情報対策の推進の一環として、総務省より継続支援を受け、「違法・有害情報相談センター」を開設した。
「違法・有害情報相談センター」への相談は無料。電話受け付けは、月曜日から金曜日(祝日、年末年始除く)午前10時から午後5時まで。インターネット相談窓口は365日24時間受け付けており、同センターのサイトにある専用フォームから申し込める。
相談内容としては、インターネット、携帯電話サイト上のプライバシー、名誉毀損、いじめ、脅迫、自殺・殺人予告、肖像権、消費者からの相談に対する対応方法など。また、消費者から違法・有害情報の削除依頼を受けた場合の、当該事業者(通信事業者、ISP、SNS事業者、掲示板管理者等)への対応方法も助言する。
相談内容に対する助言は、同センター専門の相談員が受け、必要に応じて助言、事例紹介などを行う。また、相談内容に応じて、他の連携する関係諸団体・機関への紹介も行う。
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(野津 誠)
2009/8/11 12:48
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