ネット経由でラジコンを遠隔操作できる「Joker Racer」
サイドフィード株式会社は26日、インターネット経由でラジコンをリアルタイムに遠隔操作できる「Joker Racer(ジョーカーレーサー)」のβ版を公開した。
Joker Racer |
「Joker Racer」は、小型のLinuxサーバーやWebカメラ、マイク、無線LAN機能を搭載したラジコンを、インターネット経由でWebブラウザから遠隔操作できるサービス。2009年5月に米国で開催されたイベント「where 2.0」で発表され、8月21日にアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)が開催した「WISH2009」で大賞とAMN賞を受賞している。
ラジコンから撮影した映像はほぼリアルタイムで送信され、ユーザーはキーボードを使ってラジコンの操作が可能。他ユーザーとチャットできる機能も備えた。また、操作中の映像は録画されており、あとから再生することも可能だ。本サービスは、Adobe Flash Playerが動作するWebブラウザから利用できる。
β版へのユーザー登録は無料だが、ラジコンの操作にはポイントが必要。サイドフィードでは、ユーザー登録順に毎日25人に対して1000ポイントを配布しており、1回2分間の操作で100ポイント消費する。また、1000ポイントを使い切ったあとには追加配布することも検討しているという。なお、ポイントを持たない場合でも、他ユーザーが操作中のラジコン映像をリアルタイムに閲覧できる。
ラジコンは現時点でサイドフィード社内に4台用意しており、主に昼と夜間帯に操作が可能。サイドフィードでは、ユーザーの意見を取り入れながらサービス展開を図りたい考え。その上で、世界各地の設置されたラジコンを自由に操作できる、「Joker Racer」のプラットフォームを構築したいとしている。
関連情報
(村松 健至)
2009/8/26 20:08
-ページの先頭へ-