Snow Leopard初のアップデート、Flash Playerを最新版に


 アップルは10日、「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」の初めてのアップデートとなる「Mac OS X 10.6.1 Update」を公開した。脆弱性の修正をはじめ、安定性や互換性の改善、不具合の修正が行われており、Mac OS X 10.6のすべてのユーザーにアップデートを推奨している。

 セキュリティ面では、Adobe SystemsのFlash Playerの脆弱性問題に対応する。

 Flash Playerの旧バージョンには、悪意のあるサイトを閲覧することで任意のコードが実行される恐れのある脆弱性があり、これを修正したバージョンが7月30日にAdobe Systemsから公開されていた。

 しかし、8月28日発売のMac OS X 10.6に搭載されているFlash Playerは、脆弱性の残る旧バージョンだったことが判明。Adobe Systemsでは、Mac OS X 10.6のユーザーに対して早急に最新バージョンをインストールするよう呼びかけていた。

 今回のMac OS X 10.6.1では、Flash Playerが最新バージョンの「10.0.32.18」にアップデートされる。

 不具合の修正としては、DVDの再生が予期せず停止する可能性がある問題、「Mail」でアカウントの自動設定ができない場合がある問題、「Motion 4」が応答しなくなる問題などが含まれる。


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(永沢 茂)

2009/9/11 17:37