サモア地震がマルウェア配布の標的に、Google検索やTwitterも


Googleの検索結果。マルウェア配布サイトへのリンクが上位に表示されている(F-Secureの公式ブログより)

 F-Secureは9月30日、南太平洋のサモア諸島付近で発生した地震に関連するキーワード検索の結果が、マルウェア配布サイトに悪用されているとして注意を促した。

 F-Secureによると、地震のニュースが報じられるようになってから、Googleの「Samoa」などの検索結果の上位に、「SAMOA EARTHQUAKE」「SAMOA TSUNAMI」などのタイトルで、マルウェア配布サイトに誘導するページが上位に表示されるようになったという。

 これらのページにアクセスすると、複数のページをリダイレクトした後に、偽セキュリティソフトの配布ページにたどり着く。配布ページは、Windowsのセキュリティ警告画面などを装い、ユーザーに偽セキュリティソフトをインストールさせようとする。

 また、Twitterでも「tsunami」などの単語を検索すると、同様の偽セキュリティソフトへのリンクが含まれる「つぶやき」が見つかったという。


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(三柳 英樹)

2009/10/1 12:22