Gmailに宛先うっかりミス防止機能、Labsで公開


 米Googleは13日、Webメールサービス「Gmail」の「Labs」内で実験機能として、誤送信を防ぐ機能の提供を開始した。ユーザーが頻繁にメールを送信する相手のグループに基づいて、同じような名前の別の人物が宛先に指定されていないかをチェックしてくれる。

 例えば、宛先に友人のBobではなく、うっかり上司のBobを含めてしまった場合、同機能を有効にしていれば、Gmail側で自動的に正しい送信先、つまり友人のBobであるかを確認してくれる。

 この機能を利用するためには、複数の相手に定期的にメールしている必要がある。また、同機能を利用するには、Gmailの設定画面の「Labs」から「有効にする」を選択する。Gmail日本語版でも利用可能だ。

 Labsではすでに、似た機能として「宛先入れ忘れ防止」機能も用意されている。この機能では、ふだんから複数の宛先にメールしている場合に、いつも送っている宛先が含まれていない場合、入れ忘れを警告してくれる。

 ユーザーはこれら2つの宛先チェック機能を利用することによって、メールのうっかりミスを防ぐことができるだろう。Labsはますます充実してきており、現時点で53の機能を日本語版Gmailから利用できるようになっている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/10/14 12:08