Google、新たなプログラミング言語「Go」をオープンソースで公開


「Go」の公式サイト

 Googleは10日、新しいプログラミング言語「Go」をオープンソースで公開した。Goの開発チームには、UNIXやPlan 9の開発に携わったRob Pike氏やKen Thompson氏などが名を連ねている。

 Googleのオープンソースブログでは、GoはPythonのような動的言語が備える開発スピードと、CやC++が持つパフォーマンスと安全性を兼ね備えた言語だと説明。ガベージコレクションと並列処理をサポートし、コンパイルも高速に行える言語として開発したとしている。

 GoはBSDライセンスにより、コンパイラやライブラリ、ドキュメントなどが公開されている。現時点での対応OSはLinuxおよびMac OS Xで、x86版とx64版、ARM版のコンパイラが用意されている。

 GoのFAQによれば、Goはまだ実験段階であり、Google社内で開発に用いることも想定しているものの、現時点では大規模なシステムに利用するには十分でないと説明。ただし、サーバー環境での利用を想定して開発を進めており、Go公式サイトのサーバーでもGoを使用しているという。


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(三柳 英樹)

2009/11/11 18:49