Googleが英語リアルタイム検索発表、Twitterも数秒~数分以内に


 米Googleは7日、英語によるリアルタイム検索サービスを発表した。数日以内に全世界で公開する。

 リアルタイム検索とは、一般的にはWebに書かれた内容を数秒以内に検索可能にする技術のことだ。Googleでは10月、Twitterを含むリアルタイム検索を開始することを明らかにしていた。今回、新たにFacebook、MySpace、FriendFeed、Jaiku、Identi.caとも提携したことを発表した。Googleはリアルタイム検索のために、数十億ドキュメントをモニターし、1日に数百万回の更新を行う。

 リアルタイム検索が利用できるようになると、検索結果ページの上部に「Latest updates for <検索キーワード>」という新しい項目が表示され、Twitterなどの数秒から数分以内の検索結果が、リアルタイムにスクロールしながら次々に流れていく。


リアルタイム検索の結果が、「Latest updates for <検索キーワード>」という項目で表示される(Google公式ブログより画像転載)

 リアルタイム検索の発表と同時にGoogleの顔とも言えるメイン検索に組み込んだことは、同社の強い意志ととらえることもできそうだ。

 なお、この新しいリアルタイム検索は、「Google Trends」でも公開されており、こちらではすぐに利用できる。同日、正式版に昇格した「Google Trends」には、「Hot Topics」という新たな機能が追加されており、ここでGoogleリアルタイム検索と同じ機能が提供されている。

 「Hot Topics」は、米国でまさに今話題の出来事をランキングで表示するものだ。「More Hot Topics」のフォームからキーワード検索すると、リアルタイム検索を行うことができる。


「Google Trends」において、「More Hot Topics」のフォームからリアルタイム検索が行える

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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/12/8 11:52