夢のマイホームを模型で実現、3DCGデータからの立体出力サービス


 メガソフトは、住宅デザインソフト「3Dマイホームデザイナー」シリーズで作成した住宅CGデータをもとに立体模型を作成する「住宅模型作成サービス」を開始した。標準価格は9870円から。対応ソフトは、「3DマイホームデザイナーLS2(標準価格1万290円)」と「3DマイホームデザイナーPRO6(標準価格5万400円~)」。

 「住宅模型作成サービス」では、3Dプリンター(立体造形物作成装置)を使って、家具や設備、フェンスなどを一体製作して細部まで再現した模型を作成する。色や模様に関しても、「3Dマイホームデザイナー」のデータをもとにフルカラーで再現。また、石膏をベースに樹脂で強度をあげた素材を利用した。

 標準価格は、縮尺を1/50と1/100、1/150、1/200の中から選択できる「標準タイプ」が2万1840円から。縦・横・高さの合計が約15cmになるよう縮小して作成する「ミニタイプ」が9870円。標準タイプでは、屋根や階ごとに分割カットされており、それぞれの内観も確認できるという。

 メガソフトオンラインショップで「住宅模型作成サービス」の購入手続き後、データをアップロードして模型を作成してもらう流れだ。なお、商品は特殊梱包で発送されるため、1個につき2100円の送料が別途発生する。また、データ入稿から発送までの所要日数は、通常の場合で2~3営業日程度になる。

 メガソフトでは、サービス提供にあたって、3Dプリンターに対応した専用のデータ変換プログラムを開発。立体模型を生成する作業の半自動化を実現し、短時間・低コストで模型の製作が可能になったという。設計事務所や工務店などでの業務利用に加え、一般施主などの個人を含めた幅広い層に住宅模型需要を喚起することで、初年度で1000棟の住宅模型製作数を見込んでいる。

 なお、サービス開発にあたっては、3Dプリンターによるデジタル造形サービスなどを手がける株式会社アイジェットが協力した。


「標準タイプ」の事例「標準タイプ」では内観も確認可能

関連情報

(村松 健至)

2010/1/8 17:37