米Googleが第4四半期決算、売上高17%増


 米Googleは21日、2009年第4四半期(10月~12月)および通期の決算を発表した。第4四半期決算は、売上高が66億7000万ドル(前年同期比17%増)、GAAP(一般会計原則)ベースの純利益は19億7000万ドル(同416%増)の増収増益となった。GoogleのEric Shumidt CEOは、「グローバル経済がまだ回復の初期段階にある中で、驚異的な年末となった」とコメントしている。

 第4四半期の売上の内訳は、Googleが保有するサイトの売上が66%(44億2000万ドル)、AdSenseプログラムによる提携サイトからの売上が31%(20億4000万ドル)。提携サイトに配分されるトラフィック獲得コスト(TAC)は17億2000万ドルで、広告収入の27%に相当する。

 地域別では、米国外の売上が53%(35億2000万ドル)で、英国の売上が全体の12%(7億7200万ドル)を占める。

 2009年通期の決算は、売上高が236億5000万ドル(対前年比9%増)、純利益が65億2000万ドル(同54%増)となっている。


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(三柳 英樹)

2010/1/22 17:27