Gmail、メールを書きながらウェブ検索できる機能、実験的に追加


 米Googleは2日、Webメールサービス「Gmail」内でGoogle検索を行える機能を追加した。

 この機能は、Gmail設定画面の「Labs」タブで、「Google検索」という機能を有効にすることで利用できる。画面左欄に「ウェブ検索」の検索フォームと検索履歴が表示されるほか、メール作成画面においてリッチテキストを使用していると、Googleの検索アイコンが表示されるようになる。

 メールの文章を作成中に、単語を選択して検索アイコンをクリックすると、画面下部にウィンドウがせり出し、Googleによる検索結果が表示される。通常は、3件ほどの検索結果が表示されるが、画面最下部の「その他」をクリックすることにより、さらに多くの検索結果を表示できる。検索回数に応じて、ウィンドウはいくつも表示される。

 各検索結果にマウスオーバーすると、右下に下矢印が表示される。これをクリックすると「結果を貼り付ける」「URLを貼り付ける」「メールで送信」のメニューからアクションを選択できる。メールを書いていない場合でも、左欄の「ウェブ検索」フォームにキーワードを入力することによって、同じようにウィンドウ内に検索結果を表示できる。


「Gmail Labs」に追加されたGoogle検索機能

 この機能はちょっとした調べ物をする際に便利だ。なぜなら、Googleにはウェブ検索だけでなく、質問の答えを直接表示できる機能が多数備わっているからだ。

 例えばメールを書いている時に、1000ポンドが何キログラムか知りたい場合、「1000 pounds」と入力することによってすぐにGoogleの単位換算機能を利用できる。また、Google電卓を利用してかなり複雑な計算をさせることも可能だろう。

 残念ながら、現時点で日本語版Googleの機能は利用できないようだ。そのため、天気や株価など日本ローカルの検索機能は今のところ利用できないようだ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/2/3 13:45