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米GoogleがOn2 Technologiesの買収を完了〜ネット動画への影響に注目も


 米Googleは19日、動画圧縮技術を保有する米On2 Technologiesの買収を完了したことを発表した。買収金額は1億2460万ドルで、On2の株主は投票によってこの買収に同意した。

 米Googleは、2009年8月にOn2を買収する意向を表明していた。しかし、その時点で提案していた買収金額1億650万ドルは、On2の株主の承認を得ることができず、買収手続は大幅に遅れていた。

 この買収完了について、Googleプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントであるSundar Pichai氏は、「我々はOn2のチームを歓迎し、Webユーザーの動画体験を強化し続けたいと考えている」とコメントしている。

 Googleを含め、多くの動画サイトは現在「H.264」技術を使用している。しかしこの技術は、パテントプール(*注)であるMPEG-LA保有特許を使用しているため、特許料支払の義務が生じる。

 Adobe Flash Player等にも使用されているOn2の動画コーデック技術を、Googleがどういう形で利用するかによって、動画コーデックのデファクト・スタンダードに大きな変化が生じる可能性があり、注目を集めている。

(編集部注:パテントプールは、特定の技術に関する特許を持つ複数の特許権者がグループを構成して、知財を特定組織に持ち寄って一カ所で集中管理し、その管理組織を通じて特許をライセンスする仕組みのこと。H.264のライセンス料については、AV Watchの2003年の記事< http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031118/mpegla.htm >をご参照ください。)


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/2/22 06:00