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国内の有料音楽配信、2009年の売上は909億8200万円で横ばい


 日本レコード協会(RIAJ)は22日、国内における2009年の年間有料音楽配信売上実績を公表した。インターネット、モバイルなど合わせて909億8200万円となり、2008年の905億4700億円よりも増加しているもののほぼ横ばいの結果になった。ダウンロード数は4億6822万件で、前年比98%だった。

 RIAJの加盟レコード会社54社の売上を集計したもので、国内のメジャーレーベルの音楽配信が含まれる。売上実績の内訳は、「インターネットダウンロード」が102億900万円(前年比113%)、「モバイルダウンロード」が792億5000万円(同99%)、定額制のサブスクリプションサービス(インターネット、モバイル含む)などが15億2300万円(同91%)。

 さらに「インターネットダウンロード」の内訳を見ると、「シングルトラック」が65億4000万円(前年比111%)、「アルバム」が31億2600万円(同117%)、「音楽ビデオ」が5億4300万円(同118%)。

 「モバイルダウンロード」の内訳は、「Ringtunes」(着うた)が164億2600万円(前年比81%)、「Ringback tunes」(待ちうた)が98億100万円(同115%)、「シングルトラック」(着うたフル)が494億4700万円(同104%)、「音楽ビデオ」が28億9200万円(同101%)、その他(レコード会社が作成している着メロなど)が6億8300万円(同114%)だった。

 RIAJでは、2005年以降増加傾向にあった音楽配信市場の売上が前年からほぼ横ばいだったことについて、伸び率は落ち着いた感があるものの、経済情勢や“音楽離れ”の影響とは考えていないようだ。日本の有料音楽配信において初期の市場拡大を牽引した「Ringtunes」(着うた)が大きく前年割れする一方で、「Ringback tunes」(待ちうた)が増加していること、また、「インターネットダウンロード」も引き続き増加傾向にあることを指摘。音楽配信の中での利用形態が移行しつつある段階とみている。

 なお、すでに発表済みの音楽ソフト(オーディオと音楽ビデオ合計)の生産実績額は、3165億1500万円(前年比87%)だった。有料音楽配信売上との合計は、4074億9700万円(同90%)になる。


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(永沢 茂)

2010/2/22 17:40