ドイツのネットユーザー、平均3個のメールアドレス利用

　独IT業界団体のBITKOMが調査会社Forsaと共同で行ったインターネット利用状況に関する調査の結果によると、ドイツのインターネットユーザーは平均で3個のメールアドレスを利用していることがわかった。この調査は、14歳以上の1003人のインターネットユーザーを対象に行われたもの。

　調査結果によると、5個以上のメールアドレスを利用している人が7％いる一方で、1個しか持っていない人も全体の3分の1に上ったという。高年齢層でその傾向は顕著で、60歳以上では55％が1個と回答した。これに対して、14～29歳の層では、単一メールアドレス利用者は30％にとどまった。

　アドレスの文字列には、自分の名前を使用する傾向が強い。姓・名のいずれか、ないし両方を使用していると回答した人は57％に上った。

　BITKOMでは、メールアドレスは2個利用し、1個をプライベート用、もう1個を公開用とし、広告メールやメールマガジンなどの受信には公開用アドレスを利用することを勧めている。これにより、メールの95％を占めるといわれるスパムの影響をかなり低減できるとしている。