Adobe、「Download Manager」の深刻な脆弱性を修正
米Adobe Systemsは23日、「Adobe Reader」や「Adobe Flash Player」などをダウンロードするツール「Adobe Download Manager」(ADM)の深刻な脆弱性を修正した。
修正した脆弱性は、攻撃者がユーザーのシステムに許可されていないソフトウェアをインストールできてしまうというもの。危険度は4段階で最も高い“Critical”としている。
脆弱性が修正された23日以前にADMを使い、Windows版のAdobe ReaderまたはAdobe Flash Playerをダウンロードしたユーザーが脆弱性の影響を受ける可能性があるという。
ADMは、プログラムのインストール後にPCを再起動すると自動削除される仕組みだというが、AdobeではADMがアンインストールされているかを確認する方法を紹介している。
Adobeによれば、CドライブのProgram Files以下に「NOS」フォルダが存在し、そのフォルダ内にファイルがある場合は、ADMがアンインストールされていないという。
また、「services.msc」を起動してサービスの一覧を表示した際、「getPlus Helper」が表示される場合も、ADMがアンインストールされていないとしている。
アンインストールされていない場合は、コントロールパネルからADMをアンインストールするか、getPlus Helperを削除した上でNOSフォルダを削除するよう呼びかけている。
なお、23日以降にADMを使ってAdobe ReaderまたはAdobe Flash Playerをダウンロードしたユーザーについては、特別な対応は不要だとしている。
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(増田 覚)
2010/2/25 14:20
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