MSがIE8への移行を推奨、ヤフーや楽天など6社と協同で


 マイクロソフトは1日、セキュリティ保護の観点からInternet Explorer 8(IE8)への移行を推進する「セーフティ! オンライン プロジェクト」を開始した。特設サイトに加えて、ヤフーや楽天、フェンリルなど、同プロジェクトに参加する企業6社のサイトを通じてIE8への移行を推奨するほか、参加企業によるカスタマイズ版IE8も提供する予定。

 特設サイトでは、オンラインアカウント情報の不正入手や、正規Webサイトの改ざんによるウイルス感染などの手口を掲載。さらに、IE8に搭載されている不正サイトのブロック機能やフィッシングサイト検出機能などのセキュリティ対策を紹介し、IE8への移行を促す。

 マイクロソフトは6月30日までプロジェクト参加企業を募集し、参加企業のサイトにIE8への移行を推奨するバナー広告を掲載。また、「可能な場合」(マイクロソフト)は参加企業によるカスタマイズ版IE8の提供も行う。プロジェクト終了までに100社の参加企業獲得を目指すという。

 このほか、学生向けのセキュリティ啓発活動「学生のみなさんによるインターネット安全警備隊」プロジェクトを3月8日に開始。プロジェクトに参加する学生を5月9日まで募集し、これらの学生を対象に、インターネットを安全に使うために必要な基礎知識に関するクイズをオンラインで出題する。


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(増田 覚)

2010/3/1 19:11