偽セキュリティソフトが急増、米国では7万人弱に影響


偽のスキャンと検出画面

 マカフィーは11日、偽セキュリティソフトの購入を迫る「スケアウェア」が急増しているとして注意喚起した。McAfee Labsによれば、米国だけでも約6万9000人に影響を及ぼしているという。

 「スケアウェア」は、無料のセキュリティソフトを宣伝するポップアップ広告やバナー広告をクリックさせたり、ファイル共有サイトなどでスクリーンセーバーやゲームをダウンロードさせることで、偽セキュリティソフトの購入画面に誘導するという。

 偽セキュリティソフトを販売するサイバー犯罪者の目的についてマカフィーは、クレジットカード情報を入手したり、PCにアクセスして不正行為を実行できるようにしたりすることだと説明する。

 対策としては、著名なセキュリティベンダーのソフトの購入を推奨。また、セキュリティソフトは、各ベンダーのオフィシャルサイトに直接アクセスして購入するか、正規の小売販売店を通じて購入するよう呼びかけている。

偽の感染報告購入ページ

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(増田 覚)

2010/3/11 17:15