さくらインターネット、受注好調でホスティング専用ラックを増設


堂島データセンター ホスティング専用フロアの写真

 さくらインターネットは10日、大阪市北区にある堂島データセンターのホスティング専用フロアのラックを増設して運用を開始した。今後の需要増加を見込んで新たに72基のサーバーラックを増設し、ホスティング専用フロアのラック数は合計230基となった。

 同社によれば、2010年3月期における専用ホスティングサービスの売上高は前年度比20.6%増、共用ホスティングサービスは26.7%増。ソーシャルアプリやモバイルコンテンツ市場の急成長などを受け、提供可能なサーバーラック数が少なくなっていたという。

 堂島データセンターのホスティング専用フロアは、ラックの前後列通路を覆って冷気を囲い込む気流制御技術「アイルキャッピング」を採用。1ラック当たり最大160台のサーバーを収容する。総床面積は2190平方メートル。

 同社は大阪府にある本町と堂島、東京都にある池袋、東新宿、西新宿、代官山の6棟のデータセンターにおいて、ホスティングおよびハウジングサービスを提供している。堂島データセンターのホスティング専用フロアは2009年4月に運用を開始した。


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(増田 覚)

2010/5/10 13:38