読み取り専用モードを搭載したセキュリティUSBメモリ「TRAVENTYシリーズ」

TRAVENTYシリーズ

管理ツールのGUIイメージ

　イーディーコントライブ株式会社は5月10日、企業向けセキュリティUSBメモリ「TRAVENTY」と、管理者機能を省略した廉価版「TRAVENTY Light」の両シリーズを発表した。それぞれ、7月1日、5月20日の発売を予定している。

　TRAVENTY/TRAVENTY Lightは、「Sdcontainer」シリーズの後継として提供される、企業向けのセキュリティ機能付きUSBメモリ。AES 256ビットでの強制暗号化機能、Autorun.infファイル削除機能を備えるほか、ソフトウェアのインストールが不要で、制限付きユーザーでも利用可能など、Sdcontainerシリーズの特徴はそのままに、機能を強化した。さらにTRAVENTYでは、ポリシーの集中管理や使用許可PCの制限などを、管理ツールとの連携で行うことができる。

　新機能としては、TRAVENTYにおいて、管理者ツールのGUIデザインを一新したことに加え、ネットワーク経由でのバージョンアップ機能を新たに搭載した。また、新シリーズに共通した新機能「読み取り専用モード」では、データ領域を読み取り専用状態で利用できるため、ウイルスに感染したPCで使用した場合でも、USBメモリへのウイルス感染を防げるとのこと。加えて、筐体がスライド式の新筐体へモデルチェンジした。

　対応OSは、Windows 7/Vista/XP SP2以降/2000 Professional SP4で、Windows 7/Vistaは64ビット版でも利用可能。またTRAVENTYのみ、Mac OS X 10.6/10.5/10.4にも対応する。

　ラインアップとしては、TRAVENTY/TRAVENTY Lightそれぞれについて、2GB/4GB/8GB/16GB/32GBの各モデルが提供されるほか、トレンドマイクロのウイルス対策ソフトウェア「Trend Micro USB Security for Biz 」を搭載した「TRAVENTY V」「TRAVENTY Light V」も用意された。

　価格は、TRAVENTY Lightが2GBで6300円から、TRAVENTY Light Vが2GBで7280円から。TRAVENTY、TRAVENTY V、管理ツールはいずれもオープン。想定価格は、TRAVENTYが2GBで9800円から、TRAVENTY Vが2GBで1万800円から、管理ツールが5万円からとなっている。