「Skype」「KaZaA」の開発者、ソーシャル音楽配信サービス「Rdio」を開始

「Rdio」のサービスイメージ

　インターネット電話「Skype」とファイル共有ソフト「KaZaA」の開発者として知られるJanus Friis氏とNiklas Zennstrom氏が、新たなソーシャル音楽サービス「Rdio」を開始した。現時点では、招待されたユーザーのみが利用できるプレビュープログラムとなっており、サイトでメールアドレスの登録を受け付けている。

　「Rdio」は、Webブラウザーやスマートフォンを対象に音楽のストリーミング配信を行うサービス。楽曲は、EMI Music、Sony Music Entertainment、Universal Music Group、Warner Music Groupなどのレーベルの協力により、500万曲を配信。利用料金は、Webブラウザーのみの場合は月額4.99ドル、Webブラウザーとスマートフォンを利用する場合は月額9.99ドルの固定制。

　スマートフォン向けには、iPhoneとBlackBerry向けのアプリを提供しており、Android向けのアプリも公開予定。Webブラウザー向けサービスとスマートフォンは同期が可能で、スマートフォンはオフライン状態でも楽曲を聴くことができる。

　サービスでは、ユーザーの嗜好に合わせた楽曲のお勧め機能や、アーティストベースのネットラジオなどを提供。また、友人が聴いている楽曲をフォローできる機能や、プレイリストを共有して編集する機能など、ソーシャル機能も備える。

　Rdioは、これまで少人数のグループによるベータテストを行ってきたが、今回招待制のプレビュープログラムを米国で開始。2010年末には一般向けにサービスを公開する予定としている。